「サブスク」はサブスクリプションの略称。毎月定額料金を支払うことで一定のサービスが受けられます。今回は「サブスク」の基本的な仕組みを徹底解説。利用時のメリットやデメリット、契約時の注意点も把握しておきましょう。継続期間中は月額でいくら払っているかをしっかりと管理することが大切です。賢く利用し、お得な毎日を送りましょう!

この記事のポイント!

  1. 「サブスク」サービスについて解説します
  2. 「レンタル」や「リース」といった類似サービスとの違いも解説
  3. メリット・デメリット、現在の市場規模などもチェック!

サブスクとはどんなサービス?

サブスクとは?

サブスクリプション型のサービスは年々拡大の一途にあります。

毎日あらゆるジャンルのサブスクサービスを紹介している「サブスクチョイス」。

おすすめポイントや類似サービスの比較、利用者の口コミや注意点などなど、様々な視点からサブスクをご紹介してきました。

しかし、サイトの立ち上げから半年以上が過ぎた現在も、まだまだ世の中にあるサブスクを紹介しきるには至りません。

時代の流れ、人々のモノに対するマインドが大きく変化している昨今。

改めてサブスク型サービスの普及に至るまでの過程や将来性を考察してみたいと思います。

 

※こちらの記事でも基本的な「サブスク」に関する説明をしておりますので併せてどうぞ。

サブスク(サブスクリプション)の本当の意味は?種類やサービスを利用するメリット・デメリットを解説

 

サブスクの意味・仕組み

サブスクリプションのサービスモデルについて

 

  • サブスク
  • サブスクリプション」(subscription)

よく耳にするこちらの単語。

日本語では「定期購読」「継続購入」を意味しているというのは、皆さんも何となくご存じのところだと思います。

サブスクの特徴は、一定期間あるサービス(モノや空間など)を利用できる権利を月額で購入できる点です。

古くは新聞の定期購買に馴染みがあるのではないでしょうか。

現在代表的なサブスクと言えば、「Netflix」や「Amazonプライム」をはじめとする定額制動画配信サービス(VOD=Video On Demand)。

Apple MUSIC」や「Spotify」などの音楽ストリーミングサービスなども有名です。

また、コーヒーショップなどでは1日1杯無料でコーヒーが飲めるといったような‟店舗型”のサービスも存在します。

じゃあ、昔よくあったCDやビデオのレンタルも今でいう『サブスク』なの?

もっともな疑問ですよね。

レンタルやリースをはじめとする類似のビジネス形態も存在しています。

それらと「サブスク」との違いはどこにあるのでしょうか。

 

サブスクとレンタルってどう違う?

違いを解説

 

「サブスク」と混合されやすいビジネスモデル・消費形態として、「レンタル」「リース」「リカーリング」「シェアリングエコノミー」といったものが存在します。

その違いは何でしょう。

サブスクと似ているサービス形態の詳細についてをみてみましょう。

  • 「レンタル」とは
    「レンタル」は、特定の商品を比較的短い期間だけ借りるモデルです。先ほどの「CDやビデオのレンタル」が代表的な例となります。サブスクとの違いは、借りる期間の長さや単発なのか繰り返しなのかといった部分にあるといえるでしょう。CDを借りるのは長くて1週間程度であるのに対し、「サブスク」は月間を通してモノを借りるのが基本です。

 

  • 「リース」とは
    「リース」とは、比較的値段の高い特定の商品を長期間にわたり借りるモデルです。代表的なところでは「カーリース」、広義では部屋の賃貸も該当します。一見サブスクと同じビジネスモデルに思えますよね。ただ、「リース」の方が「サブスク」よりも契約期間が長めに設定されるケースがほとんどです。数年単位の長期間、同じものを使用する場合に該当する契約モデルとなります。

 

  • 「リカーリング」とは
    「リカーリング」は、期間に限らずあるサービスを「従量制」で利用できるモデルです。「従量制」とは、使った分だけ料金が発生する仕組みのこと。代表的なところでは水道や電気などの契約が該当します。髭剃りの本体と替え刃なども分かりやすい例でしょうか。

 

  • 「シェアリングエコノミー」とは
    「シェアリングエコノミー」は、インターネット上でのマッチングにより個人の持つ資産やスキルを他人が利用できるようにする仕組みです。一部サブスクもこの「シェアリングエコノミー」のモデルと合致します。例えば一度使ったものを返却し、また他の人に貸すような「おもちゃのサブスク」や「洋服のサブスク」などがそれです。

いずれも「サブスク」とは一部で類似し、一部で異なるといった側面を持ち合わせています。

 

サブスクのメリット

「サブスク」を利用するメリットはこちらです。

  • 月額料金制で毎月の出費・費用が計算しやすい
  • 購入するには高額すぎる商品を比較的安価でレンタルできる
  • 家の中にモノを増やさずに済む
  • お試し期間中は無料で利用できるケースも
  • 500円以下で利用できるサブスクもある

 

また、サービスを提供する企業にとっても「サブスク」を導入することで次のようなメリットがあります。

  • 継続的な売り上げが確保できる
  • 顧客リストや利用データなどの統計が出しやすい
  • 様々な業界・業種で取り入れられており、導入のハードルは低い

 

サブスク普及の背景

サブスク契約時のイメージ画像

 

これまでは、利用した量によって金額が発生するのがサービス形態の基本でした。

お店で欲しい商品を購入したらその分の料金が発生するといったように。

しかし、「サブスク」は利用期間に対し定額料金が発生する仕組みです。

従来のサービス形態と「サブスク」との大きな違いは、お金を払ったモノに対する所有の有無にあると言えるでしょう。
※もちろん、すべての「サブスク」サービスが一概にそれに該当するわけではありません。

「サブスク」型ビジネス普及の背景には所有から利用への意識がベースにあると言われています。

 

所有から利用へ

モノ消費よりもコト消費」そんな言葉を聞いたことはあるでしょうか。

モノの所有が当たり前だったこれまでの価値観でした。

しかし若い世代を中心に、今はお金を使う対象がモノから体験へと移行しています。

レジャーや習い事、イベント参加などなど、特別な出来事(コト)に価値を見出しているという意味です。

「若者は昔に比べてモノを欲しがらなくなった」と言われるのは、価値観の変化によるものでしょう。

あらゆるものが飽和する時代に、自分だけの特別感、自分だけの特別な体験を望んでいると考えられます。

所有ではなく利用が前提の「サブスク」は、そんな価値観の変化にマッチしたサービスだということです。

 

物流の発達

「サブスク」普及の背景には価値観の変化のみならず、物流の発達も大きく影響しています。

今やネット通販が当たり前となった時代。

コロナ禍で人との接触を避けるという意味でも、2020年以降はそれまでとは比べ物にならないほどネット通販の利用者が増えました。

「サブスク」は自宅にモノが届く形のサービスが多く、盤石な物流システムが構築されていなければ提供は難しいでしょう。

そういう意味でも、現代の発達した物流があることが大前提のサービスと言えます。

 

ネット環境とシステムの普及

またサブスクサービスは基本、加入から配信(提供)に至るまでの全過程が、インターネット通信によって行われています。

動画配信サービスを代表に、膨大なデータを管理・発信できるシステムが必要不可欠なんです。

また決済時にはクレジットカード等での電子取引が必要となります。

これもオンラインシステムの普及がなければ実現できなかったことです。

 

サブスクの市場規模と将来性

矢野経済研究所によるサブスク市場予測

出典:https://www.yano.co.jp/

 

「サブスク」サービスの国内市場規模は2020年から大きく拡大し始めました。

矢野経済研究所によると、2020年度における「サブスク」への消費者支払額は8,759億6,000万円。

19年比で約3割増となっています。

コロナ禍による外出自粛に伴い、

  • 自宅に居ながら特別な体験がしたい

このような消費マインドは、「サブスク」市場拡大の大きな要因となったことでしょう。

今後も市場は拡大を見込み、22年度には1兆円の大台を突破すると予測されています。

 

サブスクのデメリットにも注意が必要

注意点

一方、「サブスク」サービスの利用者が拡大するにつれ、利用時のトラブルも目立つようになりました。

それは、多くのサブスクで導入されている一度契約すると解約しない限りサービスが更新され続けるといったビジネスモデルに起因してのものです。

この結果「契約が継続していることに気づかないまま支払いが続いていた」このようなトラブルが相次いでいます。

2021年以降、国民生活センターにはサブスク契約に関し毎月500件程度の相談が寄せられているようです。

 

サブスク契約におけるルール整備が本格化

消費者庁は2022年2月9日、サブスク契約時のトラブルを防ぐ目的で次のようなものを発表しました

それが、「通信販売の申込み段階における表示についてのガイドライン」。

これは、2021年に改正され2022年6月1日から施行される「特定商取引法」を踏まえてのものです。

「改正特定商取引法」により、インターネット通販での新しい表示ルールが取り決められました。

大きな変更点は次の4つです。

  • 契約を誤認させるような表示の禁止
  • 購入最終確認画面での注文内容の表示
  • 申し込みの撤回、解約を妨げる通知の禁止
  • 誤認して契約していた場合の契約取り消しを有効にすること

 

これを踏まえ、「サブスク」契約に関しては契約最終確認画面にて主に次のような表示を促します。

  • サービスの提供期間や利用回数の表示
    (無制限の場合は一定期間を切り取った分量の表示)
  • 無料お試し期間から有償へと移行する場合(価格が変わる場合)はその移行時期と金額の表示
  • 解約可能期間、解約時に違約金が発生する場合はその金額

 

また、2022年3月1日には、サブスクの解約についての変わりやすい表示を努力義務とさせる消費者契約法改正案が国会に提出。

2022年5月25日付で、可決しました。

これにより、サブスク解約に際し、「解約時の分かりにくさ」が改善さることが期待されます。

 

サブスクを上手に使うには

「サブスク」は、「初期費用0円」「毎月の費用が固定されている」という特徴を上手に利用することが大切です。

併せて、会員登録の前にはそのサービスの公式サイトでプランや契約内容をしっかり確認しましょう。

SNS等での評判チェックも重要です。

スマホのアプリや携帯端末から簡単に使えるからこそ、日常生活に溶け込みやすく、お金を払って利用している意識も薄まるかも知れません。

雑誌の読み放題や映画コンテンツの見放題などなど。

普通にお金を払ったら高額になってしまうものも、「サブスク」なら毎月定額で利用できるのがサブスクの魅力!

高いブランド家具や、時計なども低価格で試せるのは「サブスク」ならでは特徴です。

賢く利用すれば非常に便利なサービス。

みなさんも「サブスク」上手に利用して、日常生活を豊かにしてみてはいかがでしょうか。