MAXHUB(マックスハブ)とは?機能や活用事例など紹介
本記事では、電子黒板として注目を集めているMAXHUB(マックスハブ)についてご紹介します。
MAXHUBは、会議やプレゼンテーション、オンライン授業などに便利なオールインワンのミーティングボードです。
特徴や機能、使い方、導入事例などを詳しく解説します。興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
MAXHUB(マックスハブ)とは?
MAXHUBは、視源ホールディングス(CVTE)が開発した電子黒板(インタラクティブホワイドボード)です。
電子黒板とは、タッチパネル式の大型ディスプレイで、ホワイトボードやプロジェクターの代わりに使えるものです。MAXHUBは、電子黒板だけでなく、Web会議やプレゼンテーションの機能も備えており、オールインワンのミーティングボードとして注目されています。
OSはWindows 10が入っているので、通常のPCと同じように、ブラウザやExcelなどのアプリを開くこともできます。
大まかな使い方については、MAXHUBの紹介動画をご覧ください。
MAXHUB(マックスハブ)で使える3つの機能
MAXHUBの主な機能は、以下の3つです。※最新モデル「V6 Tシリーズ」で解説
機能 | 内容 |
---|---|
1. ホワイトボード | 画面に直接書き込みができる |
2. プレゼン | PCやスマホのデバイスと画面共有し、プレゼンテーションが行える |
3. ミーティング | Web会議システム(ZOOM)が標準搭載。クリアな画質・音質で会議可能 |
MAXHUBの電源を入れるとホーム画面に移り、タッチ操作により3つのアプリが選択できます。
それぞれ、どういった使い方ができるのかまとめました。
1. ホワイトボード(電子黒板)
ホワイトボード機能は、タッチ操作で文字や図形などを書き込むことができます。書き込んだ情報は、自由に移動・装飾・削除も可能。
筆圧感知とAGガラスで紙のような書き味で、複数の人が同時に書き込みができるのが特徴。画面に出てくるQRコードを使えば、ホワイトボードに書き込んだ内容を共有できます。
ホワイトボード機能は、文字を書くこと以外にも、下記のような情報も扱うことができます。
画像/動画ファイルの挿入
地図や設計図などの細かい資料でも、高画質で共有することができます。また、画像や動画ファイルの挿入をして、直接書き込みをしてハイライトできるのも便利。
テーブル(表)、マインドマップの作成
■テーブル(表)の作成
テーブルはツールバーをタッチすることで、簡単に挿入することができます。枠線を手書きする必要がないので非常に快適です。
■マインドマップの作成
マインドマップも作成可能。また、ホワイトボード全般の機能として、書いた文字はボタン1つでテキストデータへ変換することもできます。
メモの貼り付け(会議参加者のスマホや、リモート先からでも飛ばせる)
メモの貼り付けは、参加者のスマホからホワイトボードに送信することができて便利。画面上のQRコードを読み込めば、リモート先でもメモを送ることが可能です。
①スマホからQRコードを読み込み
※Web会議の相手にもこの画面はリアルタイムで表示されます
②テキストを入力し、送信ボタンを押下
③ホワイトボードに表示される(画像左上)
1つのホワイトボードを全員で共有している使い心地なので、場所を選ばず、参加者全員がその場にいるような感覚で会議を進めることができます。
2. プレゼン
プレゼン機能では、MAXHUB本体、Google Drive、OneDriveに保存したファイルを開いたり、ホワイトボードに挿入することができます。
プレゼンでは、ワイヤレスドングルやWi-Fi接続でPCやスマホなどのデバイスと画面共有ができる。
また、ボード上からも接続したデバイスの画面を操作でき、リアルタイムに相互の書き込み内容を反映させることができます。
3. ミーティング
ミーティング機能では、すぐにWeb会議をスタートすることができます。Web会議システム(Zoom)標準搭載。
4,800万画素の高解像度カメラと6個のアレイマイクでクリアな画質と音質が特徴。プレゼンターと参加者が同じ画面を共有し、一つのデバイスのような感覚で会議をすることができます。
MAXHUB(マックスハブ)が役立つシーン
MAXHUBは、様々なシーンで活用できる便利なツールです。以下に、MAXHUBの使い方のポイントと活用事例を紹介します。
- 会議プレゼンテーション:MAXHUBを使えば、会議の効率と効果を高めることができます。画面共有や書き込み機能でアイデアや意見をスムーズに共有できるほか、Web会議機能でリモートワークや出張先からも参加できます。会議内容をQRコードで保存して、後から確認や共有も可能
- Web会議:MAXHUBは、Web会議に最適なツールです。高画質・高音質のカメラとマイクで、遠隔地の相手とも臨場感のあるコミュニケーションができる。画面共有や書き込み機能で、資料やデータを簡単に見せることができる。Web会議システム(Zoom)が標準搭載されているので、専用のアプリや機器を用意する必要がない
- オンライン授業:MAXHUBは、オンライン授業にも活用できます。教材や問題集に直接書き込みができる。動画教材にも書き込みができる。生徒とのコミュニケーションやフィードバックがしやすい。オンライン授業の内容をQRコードで保存して、後から復習や補足ができる
MAXHUB(マックスハブ)の導入事例
MAXHUBを導入した企業・団体の事例について紹介します。
MAXHUB(マックスハブ)の使い方
MAXHUBの使い方は、以下のとおりです。
- 電源を入れる:電源ボタンを押して、MAXHUBを起動する
- MAXHUBの画面に表示されるメニューから、使用したい機能を選択する
以下は、使用できるの一例です。
- ホワイトボードを開く:ツールバーの左端にあるホワイトボードアイコンをタッチして、ホワイトボードを開く
- ペンで書き込む:ツールバーのペンアイコンをタッチして、ペンの色や太さを選ぶ。画面にペンや指で書き込む。書き込んだ内容は、デバイスに保存したり、メールやクラウドに送信可能
- 消しゴムで消す:ツールバーの消しゴムアイコンをタッチして、消しゴムのサイズを選ぶ。画面に消しゴムや指で触れると、書き込みが消える
- 図形を描く:ツールバーの図形アイコンをタッチして、図形の種類や色を選ぶ。画面に図形を描ける
- 画面共有をする場合:デバイスとMAXHUBを同じネットワークに接続する。デバイスに表示されるQRコードをスキャンするか、PINコードを入力することで、画面共有が開始される
- ビデオ会議をする場合:MAXHUBに接続されたカメラとマイクを使って、音声や映像を伝送します。ビデオ会議に参加する相手は、MAXHUBの画面に表示されます。
MAXHUB(マックスハブ)の口コミ・評判
MAXHUBの口コミ・評判について、Xの最新情報をまとめています。
MAXHUB(マックスハブ)の価格について
MAXHUBの最新モベルの価格は、非公開とされています。
価格については、下記の記事で詳しくまとめています。
MAXHUB(マックスハブ)の製品ラインナップ
MAXHUBは、様々なサイズや機能を持つ製品ラインナップを揃えています。ここでは、MAXHUBの主な製品シリーズを紹介します。
新シリーズ:V6 Tシリーズ(2023年8月発売モデル)
MAXHUBの最新シリーズは、2023年の8月に発売された「V6 T(Transcend Series)」となります。
【スペック表】
65インチ
86インチ
区分 | 項目 | MAXHUB V6 Tシリーズ(Transcend Series) | |
ディスプレイ | サイズ | 65インチ | 86インチ |
ディスプレイサイズ | 1,428.48(H)×803.52(V)mm | 1,895.04(H)×1,065.96(V)mm | |
ディスプレイ領域 | 1,428.48(H)×803.52(V)mm | 1,895.04(H)×1,065.96(V)mm | |
解像度 | 3,840 × 2,160 | ||
コントラスト | 5000:1 | 1200:1 | |
輝度 | 350cd/m2 | ||
応答速度 | 6.5ms | 8ms | |
視野角 | 178°(H/V) | ||
表示色 | 1.07B (10bit) | ||
外部入力 | HDMI入力×1 、USB Type-B×1、USB2.0×1、USB Type-C×1、 オーディオ出力×1、RS232×1(メンテナンス用) | ||
タッチパネル | ガラス強度 | 強化ガラス(鉛筆硬度:9H) | |
ガラス(表面処理) | 抗菌アンチグレア加工 | ||
検出方法 | 静電容量式 | ||
タッチポイント | 20点マルチタッチ | ||
入力方法 | 指、静電容量式タッチペン | ||
読取精度 | ±1.5mm | ||
書込み距離 | 0mm | ||
同時記入 | 対応 (マルチライティング機能有効時) | ||
PCモジュール | CPU | 10th Generation Intel® Core™ i5 | |
メモリー | 16GB | ||
ストレージ | SSD 256GB | ||
CPU | Intel® UHD Graphics 630 | ||
Audio | Integrated High Definition Audio Stereo | ||
OS | Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021 | ||
インターフェース | HDMI出力×1、USB3.0×3、USB2.0×1、MIC入力×1、LAN×1 | ||
無線機能 | 対応Wi-Fi規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | |
周波数 | 2.4G/5GHz | ||
Bluetooth | 対応(Ver4.2) | ||
対応Wi-Fi規格 | あり(最大同時接続台数8台) | ||
カメラ | カメラ機能 | Cam1: 4,800万画素 Cam2: 800万画素 | |
画角 | Cam1: 対角画角:99.6度、水平画角:91.9度、垂直61.8度 Cam2: 光学3倍ズーム対応 | ||
マイク | マイク機能 | 8個アレイマイク | |
集音距離 | 8m | ||
サウンド | スピーカー+ウーファー | 2×10W+2×15W | |
電源 | 使用電源 | 100-240V – 50/60Hz 3.5A | 100-240V – 50/60Hz 5A |
最大消費電力 | 350W | 500W | |
本体重量 | 40kg | 60kg | |
総重量※含梱包 | 52kg | 82kg | |
本体サイズL×H×D | 1,455×888×79mm | 1,921×1,151×78mm | |
梱包サイズL×H×W | 1,628×992×208mm | 2,112×1,283×280mm | |
VESA | 600×400mm | ||
温度 | 0 – 40℃ | ||
湿度 | 10 – 90%RH | ||
高度 | 5,000m以下 | ||
付属品 | 静電容量式タッチペン×2、ペン台×1、ワイヤレスドングル×2、壁掛け金具一式、HDMIケーブル(1.5m)×1、 USB Type-Cケーブル(1.8m)×1、電源ケーブル×1、保証書 |
【旧シリーズ一覧】
- X3 Uシリーズ
- V5 Vシリーズ
- V5 Tシリーズ
- Meeting Board V6 for Zoom Rooms
- All in One Meeting Board V6 CFシリーズ
MAXHUB(マックスハブ)のよくある質問
MAXHUBに関するよくある質問と、その回答を紹介します。
MAXHUBのアプリのダウンロード方法
MAXHUBをより便利に使うためには、スマートフォンやタブレットなどのデバイスにMAXHUBのアプリをダウンロードする必要があります。MAXHUBのアプリのダウンロード方法は、以下の通りです。
- Google PlayやApp Storeなどのアプリストアから、MAXHUBのアプリを検索してダウンロード
- MAXHUBのアプリを開いて、MAXHUBの機器とデバイスをペアリング
- MAXHUBのアプリを使って、画面の共有や操作、書き込みの保存や共有などの機能を利用
電子黒板・インタラクティブホワイトボードなど違い
MAXHUBは、正式には「インタラクティブホワイトボード」に分類されます。
ほかに、以下のような類語があります。
- 電子黒板:「黒板」「電子黒板」と対比するために使う。教育現場で使われることが多い
- 電子ホワイトボード
- インタラクティブフラットパネル(IFP)
- インタラクティブホワイトボード
- ミーティングボード
色々な言葉がありますが、機能的にはほぼ同じなので、言葉の区別はそこまで必要ありません。
MAXHUB(マックスハブ)の音声が出ない
maxhub(マックスハブ)の音声が出ない場合は、以下のことを確認してください。
- MAXHUBの音量が十分に上げられているかどうか。音量は、コントロールパネルやリモコンで調整できます
- MAXHUBに接続されたデバイスの音量が十分に上げられているかどうか。デバイスの音量は、デバイスの設定で調整できます
- MAXHUBに接続されたデバイスのミュートが解除されているかどうか。ミュートは、デバイスの設定で解除できます
- MAXHUBに接続されたデバイスのオーディオ出力がMAXHUBに設定されているかどうか。オーディオ出力は、デバイスの設定で変更できます
MAXHUB(マックスハブ)のサポートセンター
MAXHUBは、安心してご利用いただけるように、充実したサポートを提供しています。MAXHUBのサポートは、以下のとおりです。
- MAXHUBには、1年間の保証期間が付いています。保証期間内に故障や不具合が発生した場合は、無償で修理や交換を行います
- MAXHUBには、専用のサポートセンターがあります。サポートセンターでは、MAXHUBの使い方や設定方法、トラブルシューティングなどに関するお問い合わせに対応します。サポートセンターは、電話やメール、チャットなどでご利用いただけます
- MAXHUBには、オンラインのサポートページがあります。サポートページでは、MAXHUBの製品情報やマニュアル、FAQ、最新のアップデートなどをご覧いただけます。サポートセンターへの問い合わせは、以下のメールアドレスからお問い合わせください。
- dx_support@mayass.com
CIVE会社概要
MAXHUBは視源ホールディングス(CVTE、上場コード002841)のブランド製品です。
CVTEは2005年12月に設立、中国全土28都市にオフィスを構え、主な事業はLCDのメインボードやインタラクティブパネル、医療機器などの設計、開発および販売を行っています。これまで、世界のTV用基板市場で6年連続No.1のシェアを獲得、認定特許4,400件以上取得、「フォーチュンチャイナ500」に選出されるなど高い技術力を誇っています。
これらの高い技術力を活かし、ビジネスや教育、医療の現場でより効率的なコミュニケーションを実現するために生まれたのがMAXHUBです。
CVTEについて
English Name | Guangzhou Shiyuan Electronic Technology Company Limited |
Registration Address | No.6, 4th Yunpu Road, Huangpu Industry District, Guangzhou |
Company Short Name | Shiyuan Electric |
Legal Representative | Huang Zhengcong |
Company Secretary | Xie Yong |
Registered Capital (RMB) | 403,500,000 |
Industry | Computer, communications and other electronic equipment manufacturing |
Website | www.cvte.com |
まとめ:MAXHUBの実際の効果を体験しよう
MAXHUBは、コミュニケーションの効率と品質を向上させる、高性能なインタラクティブディスプレイです。MAXHUBの機能や特徴をご紹介しましたが、実際に体験していただくのが一番です。MAXHUBの実際の効果を体験するには、以下の方法があります。
- MAXHUBの公式サイトで、無料のデモや見積もりを申し込むことができます。デモや見積もりの申し込みは、以下のURLから行えます。
- MAXHUBの販売代理店で、実際にMAXHUBを見て触って試すことができます。販売代理店の一覧は、以下のURLから確認できます。
MAXHUBは、あなたのコミュニケーションを変革する、最先端のテクノロジーです。ぜひ、MAXHUBをご利用ください。
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