考えさせられる映画20選~不朽の名作から隠れた名作を一挙紹介~

ホラーやコメディ、アクション、恋愛など様々なジャンルの映画。このようなジャンルの映画の中でも「考えさせられる映画」についてご紹介していきます。

多忙な毎日を生きる現代人はなかなか自分と見つめあう時間を取りづらいですよね。今回ご紹介する映画を見て、たまには思索に耽る時間を取ってみるのもおすすめです。

邦画や洋画、韓国映画など、様々な国の映画を見た感想や考えさせられるポイントについてもお伝えしていきます。この記事を読んで、人生観を変えてくれる名作を見つけてみてくださいね。

考えさせられる映画~押さえておきたい20作品~

今回ご紹介する映画20作品をご紹介します。様々な国の映画の中からジャンルを問わずラインナップしました。価値観が変わる映画や登場人物に感情移入できる映画、社会について考えさせられる映画などさまざまな作品をラインナップしました。

作品名	動画配信サービス	ポイント	キャスト	制作年	収録時間	制作国	監督	映画賞	ジャンル	言語	年齢制限
LION/ライオン 〜25年目のただいま〜	AmazonPrime U-NEXT Apple TV	25年間迷子。GoogleEarthを使って自分の故郷を探す物語	デーブ・パテール/ルーニー・マーラ/二コール・キッドマン/デビッド・ウェナム/ほか	2016年	119分	オーストラリア/イギリス/アメリカ	ガース・ディウス	アカデミー賞/ゴールデングローブ賞	ドラマ	英語/ヒンディー語/ベンガル語	なし
エレファント・マン	AmazonPrime U-NEXT Apple TV	人間の優しさや残酷さについて考えさせられる物語	アンソニー・ホプキンス/ジョン・ハート/アン・バンクロフト/ジョン・ギールグッド/ほか	1980年	124分	イギリス/アメリカ	デイヴィッド・リンチ	アカデミー賞/アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ賞	ドラマ	英語	13+
セッション	AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	ラストの9分19秒は圧巻のシーン	マイルズ・テラー/J・K・シモンズ/ポール・ライザー/メリッサ・ブノワ/オースティンストウェル/ほか	2014年	106分	アメリカ	デイミアン・チャゼル	アカデミー賞/アフリカン・アメリカン映画批評家会賞/英国アカデミー賞/カルガリー国際映画祭/ゴールデングローブ賞/ゴールデングロス賞/ほか	ドラマ/音楽	英語	なし
シンドラーのリスト	AmazonPrime U-NEXT AppleTV	人間の善悪について考えさせられる史実に基づいた映画	リーアム・ニーソン/ベン・キングスレー/レイフ・ファインズ/キャロライン・グッドール/ほか	1993年	195分	アメリカ	スティーブン・スピルバーグ	アカデミー賞/アカデミー最優秀作品賞/ゴールデングローブ賞	ドラマ/歴史	英語/ドイツ語	なし
バベル	AmazonPrime AppleTV	人間の関わりや隔たりについて考えさせられる物語	ブラッド・ピット/ケイト・ブランジェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/役所広司/ブブケ・アイト・エル・カイド/菊地凛子/ほか	2006年	143分	アメリカ	アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ	カンヌ国際映画祭/ハリウッド映画祭/ゴッサム賞/サウスイースタン映画批評家会賞/ほか	ドラマ/サスペンス	英語/日本語/スペイン語/アラビア語	PG-12
ジョーカー	Netflix AmazonPrime U-NEXT Hulu Apple TV	正義と悪について考えさせられる物語	ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ/ザジー・ビーツ/フランセス・コンロイ/ブレット・カレン/シェー・ウィガム/ほか	2019年	122分	アメリカ	トッド・フィリップス	アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/英国アカデミー賞/日本アカデミー賞/ヴェネツィア国際映画祭/ほか	ドラマ/サスペンス	英語	R-15
ハンナ・アーレント	AmazonPrime AppleTV	人間は悪意を持たずに残酷なことが行えてしまう	キャスト：バルバラ・スコバ/アクセル・ミルベルク/ジャネット・マクティア/ユリア・イェンチ/ほか	2012年	114分	ドイツ/ルクセンブルク/フランス	マルガレーテ・フォン・トロッタ	ドイツ映画賞/バイエルン映画祭	ドラマ/歴史	ドイツ語/英語	なし
アラビアのロレンス	AmazonPrime U-NEXT AppleTV	戦争を通して、倫理観について考えさせられる物語	ピーター・オトゥール/オマー・シャリフ/アレックス・ギネス/アンソニー・クイン/ホセ・ファーラー/クロード・レインズ/ほか	1988年	227分	イギリス	デヴィッド・リーン	アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/英国アカデミー賞	ドラマ/歴史	英語/アラビア語	なし
ニューシネマパラダイス	AmazonPrime U-NEXT Apple TV	親友のようでもあり親子のようでもある不思議な関係	フィリップ・ノワレ/ジャック・ペラン/アントネッラ・アッティーリ/エンツォ・カナバレ/イサ・ダニエリ/レオ・グロッタ/ほか	1989年	174分	イタリア/フランス	ジュゼッペ・トルナトーレ	アカデミー外国語映画賞/ゴールデングローブ賞/英国アカデミー賞	ドラマ	イタリア語	16+
ライフ・イズ・ビューティフル	AmazonPrime Hulu	どんなひどい状況でも前向きに生きようと思える作品	ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ/ジョルジオ・カンタリーニ/ジュスティーノ・デュラーノ/セルジオ・ブストリック/マリサ・パレデス/ほか	1997年	117分	イタリア	ロベルト・ベニーニ	カンヌ国際映画祭/米国アカデミー賞/外国語映画賞/トロント国際映画祭/ほか	ドラマ/歴史/恋愛	イタリア語/ドイツ語/英語	PG-12
百万円と苦虫女	AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	百万円が貯まるたびに町を移り、人間の関わり方について描いたドラマ	蒼井 優/森山 未來/ピエール瀧/竹財 輝之助/齋藤 隆成/笹野 高史/モロ師岡//ほか	2008年	121分	日本	タナダ・ユキ	日本映画監督協会新人賞	ドラマ	日本語	13+
スタンド・バイ・ミー	Netflix AmazonPrime U-NEXT Hulu Apple TV	友達との関係性が変化していく様子を描いた作品	ウィル・ウィートン/リヴァー・フェニックス/コリー・フェルドマン/ジェリー・オコンネル/キーファー・サザーランド/ケイシー・シマーシュコ/ゲイリー・ライリー/ほか	1986年	84分	アメリカ	ロブ・ライナー	アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/全米監督協会賞	ドラマ	英語	PG-12
ハロー!?ゴースト	AmazonPrime U-NEXT	ラスト15分で伏線回収。ギャグ映画と見せかけて号泣できます。	チャ・テヒョン/コ・チャンソク/チャン・ヨンナム/イ・ムンス/チョン・ホグン/ほか	2010年	111分	韓国	キム・ヨンタク	百想芸術大新人監督賞	コメディ/ホラー	韓国語	PG-12
最強のふたり	Netflix AmazonPrime Apple TV	不思議な友情を描いた実話をもとに作られた作品	フランソワ・クリュゼ/オマール・シー/オドレイ・フルーロ/アンヌ・ル・ニ/ほか	2011年	113分	フランス	エリック・トレダノ/オリビエ・ナカシュ	東京国際映画祭/セザール賞/リュミエール賞/クローブ・ドゥ・クリスタル賞/フランス映画祭/日本アカデミー賞	ドラマ/コメディ	フランス語	PG-12
海難1890	AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	日本とトルコの合作。両国の絆について史実をもとに描いた作品	内野 聖陽/ケナン・エジェ/忽那 汐里/アリジャン・ユジェソイ/夏川 結衣/竹中 直人/メフメット・オズギュル/デニズ・オラル/ほか	2015年	132分	日本/トルコ	田中光敏	日本アカデミー賞	ドラマ/歴史	日本語/トルコ語/英語	なし
浅草キッド	Netflix	ビートたけしと深見千三郎の師弟愛	大泉 洋/柳楽/優弥/門脇 麦/土屋 伸之/鈴木 保奈美/中島 歩/尾上 寛之/R指定/DJ松永/ほか	2021年	123分	日本	劇団ひとり	アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード	ドラマ	日本語	13+
グラントリノ	Netflix AmazonPrime U-NEXT Hulu Apple TV	偏屈な老人が自分の先入観や偏見と向き合い、変わる物語	クリント・イーストウッド/ビー・バン/アーニー・ハー/クリストファー・カーレイ/ジョン・キャロル・リンチ/ほか	2009年	117分	アメリカ	クリント・イーストウッド	アカデミー賞/セザール賞/ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞/日本アカデミー賞/外国語映画賞/ほか	ドラマ	英語/モン語	16+
ガンジー	AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	「非暴力不服従」によりインド独立を実現	ベン・キングスレー/キャンディス・ハーゲン/エドワード・フォックス/ジョン・ギールグッド/トレバー・ハワード/マーティン・シーン/ほか	1982年	188分	イギリス/インド	リチャード・アッテンボロー	アカデミー賞/アメリカ映画編集者協会賞/英国アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞/ほか	ドラマ/歴史	英語/ヒンディー語	なし
ショーシャンクの空に	AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	辛くても希望を持つ事の大切さを教えてくれる映画	ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン/ボブ・カントン/ウィリアム・サドラー/ギル・ベローズ/クランシー・ブラウン/ほか	1994年	142分	アメリカ	フランク・ダラボン	日本アカデミー賞/全米撮影監督協会映画賞	ドラマ	英語	PG-12
イエスマン “YES”は人生のパスワード	Netflix AmazonPrime U-NEXT Hulu AppleTV	何事も挑戦してみることが大切だと考えさせられる作品	ジム・キャリー/ズーイー・デシャネル/ブラッドリー・クーパー/リス・ダービー/ジョン・マイケル・ヒギンズ/ダニー・マスターソン/ほか	2008年	104分	アメリカ	ペイトン・リード	不明	ドラマ/コメディ	英語	13+

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

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オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子にだされたのだ。成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほど募る、インドの家族への想い。人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼は遂に決意する。「家を探し出す―」と。

https://gaga.ne.jp/lion/

25年間迷子。GoogleEarthを使って自分の故郷を探す

主人公のサルーは迷子になるまでお兄ちゃんにべったりの可愛い少年という描かれ方をされています。ただ、迷子になり、ホームレスとしてたった一人でたくましく暮らしている姿は不安と絶望が滲み出ており、もし、自分がサルーだったらどうしているだろう？と考えさせられました。

オーストラリア人夫婦の養子になったサルーは、すっかり青年に成長します。オーストラリアで充実した暮らしをするが、ふとした時に、インドのお母さんやお兄ちゃんは今どうしているだろう？と考えてしまう様子はリアルでたまらないシーンです。結局GoogleEarthで自分の本当の故郷について探し、インドのお母さんに25年ぶりに再会するシーンは本当に感動します。

さらにこの物語は実話であり、映画のエンドロールに俳優ではないサルー本人が登場するのも感動するポイントだと言えます。

エレファント・マン

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19世紀のロンドン。優秀な外科医トリーヴズは、見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれる青年メリックと出会う。極端に身体が変形したメリックの姿を目にしたトリーヴズは、大きな衝撃を受け、彼を研究対象として病院で預かることに。当初は物も言えず怯え続けるメリックを誰もが知能も低いと思っていたが、ある日、知性溢れる穏やかな性格であることが発覚。その後、新聞で取り上げられたメリックの元を舞台女優のケンドール夫人を始め、上層階級者が訪れるようになる。トリーヴズは自分が形を変えた見世物小屋の興行師と同じなのではないかと悩むが……。

http://www.uedaeigeki.com/past/5592/

人間の優しさや残酷さについて考えさせられる物語

主人公ジョン・メリックが徐々に徐々に人間としての尊厳を取り戻していく。最初は見せ物小屋で家畜のような暮らしをしており、「自分は人間なのか？」といったことを考えたこともないが、外科医トリーヴスと出会うことで、社会と接することになる。その結果、人間として当たり前の暮らしができるようになり、「自分は人間だ」と考えられるようになる様はとても考えさせられます。

また、人間として当たり前の暮らしをしつつも、体が変形した見た目を医師たちや上流階級に見せる生活を続けることで、「これって見せ物小屋と変わらないのでは？」と考える様子を見ると、さまざまな事象の構造についても考えさせられました。

この映画も実話を基にして作られた映画です。

出典:http://www.uedaeigeki.com/past/5592/

セッション

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【完璧】を求めるレッスンは常軌を逸し、加速していく―。

名門音楽大学に入学したニーマン（マイルズ・テラー）はフレッチャー（J・K・シモンズ）のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…。

http://session.gaga.ne.jp/story/

ラストの9分19秒は圧巻のシーン

主人公ニーマンもフレッチャーもとにかく「完璧」を目指す様にシビれる映画です。車で事故を起こしても、スティックを握る手から血が流れても、ドラムにほとんど全ての時間を注ぎ続けるニーマンの姿を見ていると、音楽だけでなく「クリエイティブとは何なのか」をとても考えさせられました。

そしてこの映画はラストの”9分19秒”のためにこれまでのストーリーがあると言っても過言ではないと思います。とにかく中盤からラストにかけての物語の展開、ラストの9分19秒、本当に良い映画なので、ぜひ見てみてください。

シンドラーのリスト

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映画史上もっとも重要な歴史映画のひとつである、スティーヴン・スピルバーグ監督作「シンドラーのリスト」。心を揺さぶる勇気と信頼の物語は、世代を超えて感動を与え続ける。ナチスによるユダヤ人大虐殺のさなか、1,100人以上のユダヤ人の命を救った、謎めいた男オスカー・シンドラー（リーアム・ニーソン）に焦点を当て、驚くべき実話に基づいた物語を描く。最優秀作品賞や最優秀監督賞をはじめ、アカデミー賞７部門受賞に輝いた名作！　無私の貢献をした一人の男の功績と、彼の行動によって、人類史上暗黒の時代のひとつを生き延びた多くのユダヤ人たちの感動のドラマ。

https://play.google.com/store/movies/

人間の善悪について考えさせられる史実に基づいた映画

「シンドラーのリスト」を見て思うのは、人間はどのようにして善悪を考えているのか。オスカー・シンドラーとアーモン・ゲートのユダヤ人に対する考え方がとても対照的です。

シンドラーもアーモン・ゲートもナチ党員という立場は同じ。シンドラーは最初自分が運営するホーロー工場で安い労働力としてユダヤ人を雇うが、映画の中盤には私財を投げ打ってまでユダヤ人たちの命を守り続ける姿に感動しました。一方で、アーモン・ゲートは終始一貫してユダヤ人たちを迫害し続け、積極的に命を奪っている姿を見ると、人間はどのように分岐をして善悪に別れるのかと考えさせられました。

ナチ党員的にはアーモン・ゲートの方が正しい行動をしているが、単純な善悪で考えるとシンドラーの方が正しい行動をしています。善悪について考えさせられるだけでなく、当時の戦争やホロコーストは本当に悲惨だと改めて思える映画です。

バベル

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モロッコ、アメリカ、メキシコ、そして東京と、遠く離れた地域の人物たちのストーリーが交差する。バベルは『日約聖書』にある町の名。人々は天まで届くバベルの塔を建てようとしたが神が人々に別々の言葉を話させるようにした。
人々は統制がとれず、全世界に散っていった。これを背景に「言葉や心が通じない」世界における人間を描いた異色作。

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人間の関わりや隔たりについて考えさせられる作品

流石イニャリトゥ監督といえるカメラワーク。モロッコ、日本、アメリカ、メキシコ4つの国で事件が起きているが、根本的な原因は「一発の銃弾」。映画を最後まで見ると、バベルというタイトルに感心してしまう映画です。作中で言語も人種も違うさまざまな人たちが複雑に関わり合っている様を見て国や家族友人といったカテゴリに対して考えさせられました。

旧約聖書のバベルの塔のように国や家族といった小さな単位で固まっているように思えるが、人間という単位で見ると実は何かしら影響し合っているということを示唆する映画です。

※バベルの塔のエピソード

元々は同じ言語を話していたが、神に近づこうとバベルの塔を建てたことにより、神の怒りを買いってしまい、人間の言語がバラバラになってしまった。

ジョーカー

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売れないコメディアンのアーサー・フレックが暴漢に遭遇したのは、ゴッサムシティの街を道化姿でさまよっていたときだった。社会から見捨てられたフレックは徐々に狂気への坂を転落してゆき、やがてジョーカーという名のカリスマ的な犯罪者へと変貌を遂げる。トッド・フィリップス監督が放つ、衝撃のサスペンス・エンターテイメント！

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正義と悪について考えさせられる物語

「ジョーカー」がどのようにして誕生したのかにフォーカスをした映画。ジョーカーは犯罪を犯す凶悪犯だが、別の側面から見ると被害者にも捉えられる。この映画を見ている最中自分がアーサー・フレック(ジョーカーになる前)の立場だったらと考えると、「そりゃあ自暴自棄にもなるわ」と率直に思いました。お金や権力を持った人間に助けを求めても無視されるシーンを見ると自分ではどうにもできない弱者のやり切れなさについて考えるきっかけになりました。

考えさせられる映画というだけでなく、個人的には「ダークナイト」時代のダークでリアリティのある世界観にまた戻った気がしていて好みの作品でした。

ハンナ・アーレント

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誰からも敬愛される高名な哲学者から一転、世界中から激しいバッシングを浴びた女性がいる。彼女の名はハンナ・アーレント、第2次世界大戦中にナチスの強制収容所から脱出し、アメリカへ亡命したドイツ系ユダヤ人。1960年代初頭、何百万ものユダヤ人を収容所へ移送したナチス戦犯アドルフ・アイヒマンが、逃亡先で逮捕された。アーレントは、イスラエルで行われた歴史的裁判に立ち会い、ザ・ニューヨーカー誌にレポートを発表、その衝撃的な内容に世論は揺れる….「考えることで、人間は強くなる」という信念のもと、世間から激しい非難を浴びて思い悩みながらも、アイヒマンの［悪の凡庸さ］を主張し続けたアーレント。歴史にその名を刻み、波乱に満ちた人生を実話に基づいて映画化、半世紀を超えてアーレントが本当に伝えたかった「真実］が、今明かされる一

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人間は悪意を持たずに残酷なことが行えてしまう

ドイツ系ユダヤ人の哲学者ハンナ・アーレントが有名な「アイヒマン裁判」を傍聴するまでを描いた映画。ナチスドイツのアドルフ・アイヒマンが多性のユダヤ人虐殺を遂行し続けたことに対して「アイヒマンは悪人」だと思っていた。しかし、実際にアイヒマン裁判を傍聴したところ、アイヒマン自身は上から命令されたことを遂行しただけで、何が悪いのか全く理解していない様子。それをみたハンナは、命令された人間は悪いことかどうかは考えず行動してしまうと考えることになりました。

この映画を見て、アイヒマンについて調べてみると、本当に人間は命令されると、残酷なことを平気で行えてしまうことがわかりました。アイヒマン裁判をまとめたハンナのレポートによりイェール大学で「ミルグラム実験」という実験がおこなれたようです。ミルグラム実験についてはこちらを読んでみてください。

この映画では、ハンナが学生時代ハイデガーから哲学を学ぶ様子も描かれているが、不倫していた様子はふわっとしていたため、「そこは忠実には描かないんだ」といった面白さありました。

※ハンナ・アーレントは学生時代ハイデガーと不倫していました。ハイデガー35歳でハンナが18歳なので17歳でした。

アラビアのロレンス

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1914年、第一次世界大戦が勃発し、アラビアはドイツと結んだトルコ帝国の圧政下にあった。英国は、ドイツ連合軍の勢力を分散させるため、稀代の天才戦略家ロレンスをアラビアに派遣する。アラビ王族のフアイサル王子の軍事顧問となったロレンスは、ハリト族のリーダー、アリや黄金を探し求めるアウダらとともに、独自のゲリラ戦法を駆使して反乱軍を指揮し、アラブ国民から砂漠の英雄とうたわれるようになる。
だが次第に自分が軍上層部に利用されていることを知り、アラブ民族もまた、部族間の対立からロレンスを裏切っていく・・・。

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戦争を通して、倫理観について考えさせられる物語

第一次世界大戦中イギリス人でありながらアラビアの英雄として讃えられたロレンス。物語の前半は順調にアラブ民族たちと良好な関係性を築いていき、反乱軍の指揮も順調。しかし、物語後半で自分はイギリス軍上層部の利用されていることに気づく。そこからはアラブ人からも裏切られ、何もかもが悪い方向に流れていきます。

当時のイギリスは現代でも続いているパレスチナ問題の原因となった「三枚舌外交」など現代の倫理観では考えられないことを行なっていました。この映画の主人公ロレンスはアラブ民族のために必死にオスマン帝国と戦います。しかし、それはイギリス人上層部に利用されているにすぎません。当時と現代では倫理感の前提がそもそも違います。しかし、この映画を見るとロレンスは比較的現代人に近い倫理観を持っていたことがわかります。

倫理観は一概にも時代や年齢などで分けることができないものであり、倫理観について考えさせられる作品です。

この映画は役4時間ととにかく長いのと、ゆったりとした独特の雰囲気の映画なので、好みが分かれることでしょう。

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ニュー・シネマ・パラダイス

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シチリア島の小さな村にある映画館・パラダイス座。親の目を盗んではここに通いつめる少年トトは、大の映画好き。やがて映写技師の老人アルフレードと心を通わせるようになり、ますます映画に魅せられていくトト。初恋、兵役を経て成長し、映画監督として活躍するようになった彼のもとにアルフレードの訃報が。映画に夢中だった少年時代を懐古しつつ、30年ぶりにトトはシチリアに帰ってきた･･･

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親友のようでもあり親子のようでもある不思議な関係を描いた作品

ニュー・シネマ・パラダイスは主人公トトと教会で働く映画技師アルフレードの友情について描いた作品。完全版と劇場版の2種類あるが、絶対に完全版を見ることをお勧めします。劇場版は約2時間で完全版は約3時間。トトとアルフレードの友情を描く作品であることに変わりはないのですが、明らかに厚みや深みが違います。

この映画は不朽の名作だと言わていますが、一方で、「不思議なシーンが多い」「ラストシーンが理解できない」といった口コミもよく見かけます。こういった口コミはおそらく劇場版を見た方が書いているのではないかと思われます。完全版を見ると、親子以上に年齢差があいているトトとアルフレードの深い友情関係や彼らの行動理由についてとても納得できると思います。

ライフ・イズ・ビューティフル

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ユダヤ系イタリア人のグイドは美しい小学校教師ドーラに恋をする。二人は駆け落ち同然で結婚、息子ジョズエにも恵まれ幸せな生活を送っていた。しかし、戦時色は次第に濃くなり、3人はナチス・ドイツによって強制収容所へ送られてしまう。

https://www.hulu.jp/life-is-beautiful

どんなひどい状況でも前向きに考えようと思わせてくれる不朽の名作

よく当たり前のように「ポジティブに生きよう」「ネガティブにさえならなければうまくいく」といったことを耳にする機会もあるかと思いますが、この映画を見ると主人公グイドと同じ状況に陥っても同じことが言えるのか？といったことを考えさせられました。

ユダヤ人であるグイドたち家族はホロコーストの被害に遭い、人間とは思えない生活を強いられます。まだ幼い息子ジョズエが絶望しないためにグイドは「これはゲームだ」と嘘をつきます。グイド自身も持ち前のポジティブさやユーモアを発揮し、息子や周りのユダヤ人たちに希望を与えます。その姿を見て周りのユダヤ人たちも辛い状況でありながらも、少しずつ楽しそうな表情に変わっていく様を見ると、「考え方一つ変えるだけで人間の生きやすさはこんなにも変わるものなのか」と考えさせられました。

ホロコーストを題材にした映画はいくつもありますが、ユダヤ人迫害の悲惨さは忠実に描きつつもポップさを感じる作品はこの映画以外に見たことがありません。

百万円と苦虫女

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鈴子は短大を卒業したものの就職できずに仕方なくアルバイトをしている。どうにかしてこの生活から抜け出そうと考えている中、ひょんな事件に巻き込まれてしまう。
「百万円貯まったら、この家を出て行きます！」
と家族に宣言。百万円を貯めるたびに、次から次へと引越しをして、1人で生きていく決意をする。
海の家での短期アルバイト、桃園で桃をもぎり、ホームセンターで働き、ちょっぴり恋をする―

行く先々の街で様々な人たちと出会い、笑ったり、怒ったり素敵な恋をしながら、自分だけの生き方をみつけてゆく一人の女性の物語。

https://fod.fujitv.co.jp/title/6y87/6y87110001/

百万円が貯まるたびに町を移り、人間の関わり方について描いたドラマ

ある事件に巻き込まれた主人公は前科を持つことに。前科ものだと家族や地元の人たちから白い目で見られ、陰口を言われ続ける状況に嫌気がさした結果、百万円貯めて地元を飛び出します。この行動力はすごいと思います。また、地元を出てからさまざまな町でアルバイトをし、百万円貯まったらまた次の町へ移るという生活を続けますが、人間関係はその度にリセット。人との関わり方や距離感について考えさせられる映画でした。

この映画の見どころは主人公の鈴子の人との関わり方が町を移るたびに変化していく点です。

スタンド・バイ・ミー

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1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる！4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した・・・・・・。

https://tv.apple.com/jp/movie/

友達との関係性が変化していく様子を描いた作品

スタンド・バイ・ミーはとにかくノスタルジーな気持ちにさせてくれる映画です。主人公たち四人が夏のある日に死体を探しに冒険に出る様を見ると、小学生時代の夏休みを思い出すような懐かしさを感じます。

また、このくらいの年頃は徐々に子供から大人に移り変わっていく時期でもあり、考え方が大人になっていくことで今までのような友人関係を続けることができなくなりやすい時期でもあります。死体探しの冒険ストーリーのように見えて主人公の考え方が大人になったことによる友人関係における葛藤を描いた作品です。

ハロー!?ゴースト

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自殺するたび助かってしまうドジな青年サンマンが、4人のゴーストに取り憑かれてしまった！片時もそばを離れない彼らのせいで死ねなくなってしまったサンマンは、ゴーストの願いを叶えて成仏させてしまおうと孤軍奮闘するハメに。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/

ラスト15分で伏線回収。ギャグ映画と見せかけて号泣できます。

タイトルやパッケージデザイン、ストーリー全てにおいてベタベタなギャグ映画にしかみえない「ハロー!?ゴースト」ですが、ラストシーンで号泣すること間違いなしです。映画の前半〜中盤はありきたりなシーンが続き、「ハズレかな？」と思われると思いますが、中盤〜ラストにかけて伏線回収されていきます。

とにかく一度見てほしい作品です。何回見ても泣ける映画の一つだと言えます。

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最強のふたり

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事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール＆ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/

不思議な友情を描いた実話をもとに作られた作品

刑務所を出たばかりの 黒人青年ドリスと首から下が麻痺して動けない大富豪の男性フィリップとの友情を描いた映画です。まったく共通点がない二人ですが、初めは全く打ち解けられず、衝突してばかり。徐々にお互いが打ち解け合っていき、仲良くなっていく様子を面白くもあり感動的に描いています。

特に見どころのシーンはフィリップの元からドリスが離れてしまった際、フィリップは喪失感に苛まれて、また昔の偏屈なフィリップに戻ってしまいます。偏屈で人を寄せ付けず、まともな生活を送れないフィリップのもとにドリスが戻ってくるシーンは感動すること間違いなしです。

この映画はストーリーが素晴らしいだけでなく、音楽や演出も良いのでぜひ見てみてくださいね。

海難1890

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1890年、和歌山県串本町沖。後のトルコであるオスマン帝国の親善使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が座礁して大破、海に投げ出された乗組員500名以上が暴風雨で命を落とす。そうした過酷な状況下で、元紀
州藩士の医師・田村元貞（内野聖陽）やその助手を務めるハル（忽那汐里）
ら、地示住民が懸命の救援活動に乗り出す。それから時を経たイラン・イラク戦争中の1985年、日本政府は危機的状況を理由にテヘラン在留邦人の救出を断念。そんな中、トルコ政府は彼らのためにある行動を取る

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日本とトルコの合作。両国の絆について史実をもとに描いた作品

目の前で困っている人や苦しんでいる人いたら助けようと思える映画です。1890年のエルトゥールル号海難事故とイラン・イラク戦争によりテヘランに取り残された日本人をトルコが救出した2つの事実をもとに日本、トルコの両国の絆のもとが理解できる良い映画でしょう。

テヘランに取り残された日本人を助けたトルコに対して「なぜ助けてくれるのか？」と問うと、トルコ人は「私たちはエルトゥールル号の借りを返しただけです」と答える様子を見ると、損をしてでも困っている人を助けることは回り回って自分にも良いことが起きるものだと確信できるような気持ちにさせられました。

出典:https://www.kainan1890.com/

浅草キッド

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幻の浅草芸人と呼ばれた深見千三郎の下で修業を始めたタケシ。やがて苦境に立たされる師匠と対照的に、タケシは人気を博してゆく。芸人ビートたけしの誕生秘話。

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ビートたけしと深見千三郎の師弟愛を描いた作品

お笑い界の巨匠ビートたけしがどのようにして生まれたのかを描いた作品です。この映画は、深見千三郎に弟子入りしたタケシが芸人ビートたけしとして売れっ子になるストーリーではあるものの、登場する人物の性格や考え方などをリアルに描いており、ビートたけしの誕生を描く映画ではあるものの、深見千三郎について描いた映画でもあると感じました。

芸を磨くために私生活から変えて、努力をするタケシとタケシに対して全てを教える深見の師弟の関係。芸のステージが劇場からテレビへと移り変わる様。タケシと深見の世代のギャップなどなど、タケシと深見の双方がお互いのことを想う一方で、二人とも不器用なため、うまくいかない。そんな人間同士の関係について考えさせられる映画でした。

グラントリノ

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妻に先立たれ、一人暮らしの頑固な老人ウォルト。人に心を許さず、無礼な若者たちを罵り、自宅の芝生に一歩でも侵入されれば、ライフルを突きつける。そんな彼に、息子たちも寄り付こうとしない。学校にも行かず、仕事もなく、自分の進むべき道が分からない少年タオ。彼には手本となる父親がいない。二人は隣同士だが、挨拶を交わすことすらなかった。ある日、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カーくグラン・トリノ＞を、タオが盗もうとするまではーー。ウォルトがタオの謝罪を受け入れたときから、二人の不思議な関係が始まる。ウォルトから与えられる労働で、男としての自信を得るタオ。タオを一人前にする目標に喜びを見出すウォルト。しかし、タオは愚かな争いから、家族と共に命の危険にさらされる。彼の未来を守るため、最後にウォルトがつけた決着とはーー？

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偏屈な老人が自分の先入観や偏見と向き合い変わっていく

主人公は朝鮮戦争帰りの頑固な老人ウォルトは、典型的な白人至上主義者であり、白人以外の人種を見下し、差別しています。また、若者の行動も許容できないいわゆる老害。ウォルトは家族にも心を開かないため、息子や孫たちからは煙たがられてあまり近づきません。そんなウォルトが隣に引っ越してきたモン族の家族たちと打ち解けていき、家族のような関係に変化していく物語です。

この映画を見ると、人種や主義主張、思想などが’異なっていてもお互いが歩み寄れば友達や家族のような関係を築くことができるのだと勇気をもらいました。

ガンジー

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1894年、青年マハトマ・ガンジーは、大英帝国支配下の南アフリカにおける人種差別政策に激しい怒りを覚え、民族抵抗運動を起こす。この運動を皮切りに、ガンジーは人種差別撤廃の理想に燃え、祖国インドでの反英不服従運動の指揮を執ることになる。1919年インドに導入されたローラッド法案に反対し、インド各地で、動が起こるが、ガンジーは断食をもって抵抗する。翌年、英国局に非協力を宣言。スワデシ
運動（外国製品非買運動）を展開する。塩の自力生産を訴えた「塩の行進」、議会重視政策への転換等を経て、やがて大英帝国の支配を終結させるが・・・。1948年1月30日、ガンジー暗殺。

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「非暴力不服従」によりインド独立を実現

ガンジーは歴史の教科書に載っていたのでご存知の方も多いと思います。一切暴力的手段を使わずにイギリスの圧政からインド独立を実現したガンジーの偉大さについて描いた映画です。ガンジーがまだ弁護士として仕事をしていた頃から非暴力不服従という考えに至るまでその後暗殺されるまでを見ると、いかに偉大な人間でも国全体の意見を一致させることの難しさについて考えさせられます。

また、非暴力不服従という考え方についてもとても考えさせられる作品です。現代でも理不尽な状況や対立はあるものの、相手に攻撃すると報復されるため、「従わない」という選択が正解なのだと考えさせられました。

ショーシャンクの空に

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ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーンが、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で”調達係”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。そんなアンディが入所した2年後のあるとき、アンディは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく・・・。

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辛くても希望を持つ事の大切さを教えてくれる映画

この映画は主人公アンディが理不尽な目に遭い続けるが、希望を持ち続けることで最後に報われるというストーリー。アメリカ映画で描かれる典型的な刑務所なので、いじめや暴力は日常茶飯事。しかし、希望を捨てずに過ごす主人公に感化されて周りの囚人たちも徐々に変わり始めます。ラストシーンを見ると、どんなに理不尽で辛い状況でも希望を捨てないことの大切さを考えさせられました。

イエスマン “YES”は人生のパスワード

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何事にも「ノー」「嫌だ」「パス」と答える極めて後ろ向きの男、カール。 「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる」と脅され、 勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する。“意味のある人生を送るための、唯一のルール”は、全てのことに、それがどんな事であっても「イエス」と言うだけ。カールは何事も否定せず「イエス」を連発する。

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何事も挑戦してみることが大切だと考えさせられる作品

何事も「ノー」と断る主人公カールがあるカルト教団の演説を聞いて、疑いながらも、何かあったら際は「イエス」と肯定し続けたたことで人生がうまくいったというストーリーの映画です。

実際に生きていて「イエス」と肯定し続けるのはリスクがあるが、挑戦してみる姿勢で臨むことでカールのような人生を歩むことができるかもしれない。と考えるきっかけになりました。

考えさせられる映画を見ると人生観が変わる。

ここまで「考えさせられる映画」をご紹介してきました。見たい作品は見つかりましたか？たまには、深いテーマの映画をじっくりと見て、自分と見つめ合う時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

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