2025年に仮想通貨バブルが来る可能性が高い?その理由とチェックしておく銘柄を簡単解説!

2017年は、さまざまな仮想通貨の価格が上昇し続ける、いわゆる「バブル」の状態にありました。

しかし、その盛り上がりは徐々に下火となり、2022年には多くの仮想通貨が低迷する「クリプトウィンター」に突入。2023年は少し盛り返しましたが、まだまだバブルとは呼べない現状があります。

では、次の仮想通貨バブルはいつ来るのでしょうか?

本記事では仮想通貨バブルが2025年にやってくると予想されている理由や、注目の銘柄を紹介します。

なお、投資は長期保有が基本など、儲かる人と儲からない人を分けるポイントがあります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

2024年が気になる方は以下の記事をご覧ください。

仮想通貨はこれから伸びる?2025年に仮想通貨バブルが来る可能性は?

結論から伝えると、以下のような理由から2025年には仮想通貨バブルが到来する可能性が高いと言われています。

  • 現物型ビットコイン上場投資信託(ETF)が近々承認される可能性が高い
  • ビットコインが2024年春に半減期を迎える
  • ビットコインは2025年半ばまでに337%高騰するとの分析結果も

ここからは、詳しい理由を解説していきます。

米国証券取引委員会でのビットコインETF承認

2024年には、 アメリカにおいて現物型ビットコインの上場投資信託(ETF)が承認されると言われています。

ビットコインETFとは…
ビットコイン価格と連動した上場投資信託のこと。

投資信託とは、複数の投資家から集めた資金をプロが運用し、利益を全員で分配する投資方法のことを指します。

現物型ビットコインETFが承認されると、これまで仮想通貨に投資してこなかった投資家層の参入が予想されます。そのため、ビットコインの価格が上がると期待されているのです。

ビットコインETFは、2024年内に承認される可能性が高いとの調査結果も出ており、高騰する可能性も高まると言われています。

ビットコイン15万ドル説が流れている

ビットコインは2025年に15万ドルを突破する」との噂が流れています。ビットコインのこれまでの史上最高値は約6万9000ドルということを踏まえると、価格の規模が見えてくるのではないでしょうか。

もちろん価格予想に絶対的なものはなく、あくまで予想の域を出ませんが、全く根も葉もない噂というわけではありません。根拠は主に以下の4つにあるようです。

  1. ビットコインは4年ごとに高騰してきた(最後に高騰したのが2021年)
  2. ビットコインETF承認による機関投資家の参入
  3. 大規模なweb2プロジェクトのweb3への移行
  4. 2024年にはビットコインの半減期が到来する

例えば、ビットコインはこれまで、2017年、2021年と、4年ごとに価格が高騰してきました。そのため、一部からは「ビットコインは4年ごとに高騰する」と言われています。

最後に高騰したのは2021年のため、次に高騰するのは4年後である2025年との噂が立っているようです。

また、2024年にはビットコインの半減期が訪れるところも根拠のひとつとなっています。

ビットコインの半減期とは…
マイナー報酬が半分になるタイミングのこと。およそ4年ごとに発生する。

ビットコインマイナーの報酬が半分になると供給が減少し、結果的に価格が上がるとされています。

その他日本の大手ゲーム制作会社のスクウェア・エニックスやコナミがweb3に参入し、web3全体への期待が高まっていることなどが、ビットコイン15万ドル説の根拠となっているようです。

https://twitter.com/Suke7251/status/1695195277295243603

2024年に半減期が来る

2024年4月には、4回目となるビットコインの半減期がやってきます。

ビットコイン半減期とは…
新しいブロックを生成する「マイナー」への報酬が半減するイベントのこと。

半減期はこれまで2012年、2016年、2020年と3回発生しており、すべての半減期後にビットコイン価格は上昇しています。

例えば、2012年11月に訪れた最初の半減期は、まだビットコインの知名度が低かったにもかかわらず、2013年12月までに90倍以上にも上昇しています。

最初の半減期(2012年)

2回目の半減期は2016年7月で、ビットコインの知名度が高まりつつあったことも重なり、大きく値上がりしています。

2回目の半減期(2016年)

3回目となる半減期は、2020年5月でした。

2020年はコロナ禍ということもあり、世の中への不安から金や株式などの金融資産を買う人が増加し、値段も上昇。それに伴い、ビットコインも値上がりを見せました。

3回目の半減期(2020年)

このように、過去、半減期は価格上昇を引き起こしてきました。次回の半減期は2024年4月に来ることが予想されており、2025年は価格上昇に期待できると言われているのです。

過去の仮想通貨バブルが起こった背景

過去、仮想通貨バブルは2017年11月〜2018年1月の間に起こりました。その間ビットコインは史上最高値である2,350,517円を記録し、それに連れられる形で他の仮想通貨も高騰しています。

しかし2ヶ月後、ビットコイン価格は40%の暴落を見せ、バブルが崩壊……。歴史に残る、大きな価格変動となりました。

ではなぜ、このようなバブルが起こったのでしょうか?主な理由は、以下の3つと考えられています。

  1. ビットコインがハードフォークし、「ビットコインキャッシュ」が生まれた
  2. 仮想通貨を買うための基盤が整い、多くの人が仮想通貨に注目した
  3. コロナ禍の不安から金やビットコインに投資する人が増えた

ビットコインがハードフォークした

ビットコインバブルが起こる少し前、ビットコインはハードフォークし、「ビットコインキャッシュ(BCH)」という仮想通貨が生まれました。

ハードフォークとは…
ブロックチェーンの仕様変更方法。従来のブロックチェーンから分岐してアップデートすること。

ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するため、2017年8月にハードフォークで生まれた仮想通貨が「ビットコインキャッシュ(BCH)」です。

ビットコインキャッシュは、分岐してすぐに300ドルほどの価格がつきました。このことから、「ビットコインが分岐するときは価格が上がる」との風潮が生まれます。

その後「2017年10月にビットコインのハードフォークが発生する可能性が高い」との予測が立ち、ビットコインバブルを起こす要因となりました。

ちなみに2017年10月にはビットコインが再度ハードフォークを実施し、「ビットコインゴールド(BTG)」が誕生しています。

仮想通貨を買うための基盤が整いつつあった

2017年以前、仮想通貨は今よりも「怪しい」「詐欺」といったイメージを持つ人が多くいました。

しかし2017年4月に施行された「改正資金決済法」では、仮想通貨の名称が「暗号資産」と変更され、国に正式に資産として認められることとなったのです。

取引所の口座開設に本人確認が必要となるなど、安心して仮想通貨取引ができる基盤作りが進みました。

こうして、怪しいイメージよりも、資産としてのイメージを持つ方が増加したこともビットコインバブルを起こした要因のひとつとされています。

コロナ禍に投資する人が増えた

仮想通貨へ投資する基盤が整ったことに加え、コロナ禍の資産流入も、ビットコインバブルを起こす追い風となりました。

コロナ禍で多くの人が職を失い、外出制限から全世界の経済が停滞したことは、強く印象に残っている方も少なくないでしょう。

先行きが不安な中、金など、いわゆる「安全資産」を買う動きが世界的に強まっていきました。事実、コロナ禍の金価格は史上最高値を更新しています。

そんな中、新たな資産として注目されたのがビットコインです。職を失った人がビットコインで月収分を稼いだとする記事が公開されるなど、資産の逃げ道として注目を集めました。

このことが、ビットコインバブルを起こす引き金となったことは間違いないでしょう。

仮想通貨バブルが崩壊した理由

では、仮想通貨バブルはなぜ2ヶ月足らずで崩壊してしまったのでしょうか?理由は主にふたつです。

ひとつは、ビットコインの価格が下がり始めたのを見て、不安が広がったためです。バブルに乗っかろうと、初めてビットコインを購入した新規参加者が、弱気な史上を見て一気に手放したことが一因とされてます。

これに加え、韓国・中国で仮想通貨の取り締まりが強化されたことが、ビットコイン暴落への拍車をかけました。

注目は現在も仮想通貨に否定的で、2021年には仮想通貨に関連する取引を全面禁止としています。

2025年|チェックすべき仮想通貨9種

仮想通貨の価格は全体的に右肩上がりになっています。特に2022年からは盛り返しており、今後も投資対象として検討の余地があると言えるでしょう。

2024年の動き次第では、2025年にバブルが起こる可能性も十分に考えられます。例えば、以下の仮想通貨は、バブルで高騰するとされています。

  • Bitcoin(BTC)
  • Ethereum(ETH)
  • Ripple(XRP)
  • Solana(SOL)
  • USD Coin(USDC)
  • TRON(TRX)
  • Chainlink(LINK)
  • Polygon (POL)
  • Stellar Lumen(ステラルーメン)

ひとつずつ解説していきます。

Bitcoin(BTC)

名称ビットコイン(Bitcoin)
ティッカーシンボルBTC
価格(※2023年12月時点)¥5,954,277.42
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer など

ビットコインは世界初の仮想通貨です。

銀行や国家によって管理されてきた従来の通貨は、管理者がお金を操作することができたり、国を超えた送金に時間・手間・手数料がかかったりなどの問題を抱えています。

こうした問題を解決するために開発されたのがビットコインです。今や投資対象としてだけでなく、国に縛られることのない自由な通貨として注目されています。

2023年、ビットコインはアメリカの現物ETF承認への期待から高騰を見せました。11月には、史上最高値の39000ドル台を突破しています。

2024年には半減期を迎えるとされており、2025年にバブルを引き起こす可能性はゼロではないと言えるでしょう。

Ethereum(ETH)

名称イーサリアム(Ethereum)
ティッカーシンボルETH
価格(※2023年12月時点)¥313,716.02
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer など

ビットコインに次いで取引量が多いETH(イーサ)は、DApps(分散型アプリ)を開発するためのブロックチェーンプラットフォームであるイーサリアムの仮想通貨です。

ビットコインと違い、手軽に他の仮想通貨に変換できる柔軟さが大きな特徴。多くの仮想通貨との互換性を抱えるほど、需要は大きくなっていくと予想されています。

中には「イーサの時価総額はいずれビットコインを超える」と指摘する専門家もおり、注目が集まっている仮想通貨です。

Ripple(XRP)

名称リップル(Ripple)
ティッカーシンボルXRP
価格(※2023年12月時点)¥86.53
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

アメリカのリップル社が発行する仮想通貨、XRP。ビットコインなどと違い、リップル社という特定の管理者が存在します。

1,000億枚中630億枚をリップル社が保有しているなど、需要と供給のバランスを、ある程度管理されているところが特徴です。

2023年、アメリカの地方裁判所から「リップルは有価証券にあたらない」との判決を下されたことから高騰しました。現在も値動きが活発な仮想通貨のひとつです。

Solana(SOL)

名称ソラナ(Solana)
ティッカーシンボルSOL
価格(※2023年12月時点)¥9,936.41
取り扱っている国内取引所SBI VCトレード
GMOコイン

SOLは、DAppsやスマートコントラクトを開発するためのプラットフォーム、ソラナで使われる仮想通貨です。

トランザクションが速く、手数料が低いところがソラナの大きな魅力です。

SOLの価格は2023年10月から急上昇しており、年初以来10倍以上の高騰を見せています。同年12月には、時価総額でXRPを抜き、第4位にランクインしました。

SOLは、今後も上昇が期待されている仮想通貨となっています。

USD Coin(USDC)

名称USD Coin
ティッカーシンボルUSDC
価格(※2023年12月時点)¥142.25
取り扱っている国内取引所なし

USDCは、1USDC=1ドルに連動するように設計されている仮想通貨です。つまり、USDCの価格が上がるということは、米ドルの価格が上がることを指します。

2023年は、円安が続いた年でした。円安・ドル高は2024年も続くと予想されており、USDCの価格も上昇を続けると言われています。

価格が安定している仮想通貨としての需要も高まっており、今後も期待されている仮想通貨です。

TRON(TRX)

名称Tron(トロン)
ティッカーシンボルTRX
価格(※2023年12月時点)¥14.46
取り扱っている国内取引所DMMビットコイン
Zaif
BITPOINT

DAppsなどを開発するためのプラットフォーム、トロン。そこで使われている仮想通貨がTRXです。

独自のコンセンサスアルゴリズムを用いており、トランザクションが速いことが特徴となっています。

TRXの価格は、2023年9月から12月の間だけで、約30%上昇しています。理由は、ビットコインの現物ETF承認への期待にともない、仮想通貨全体の価格が上昇しているためです。

この風潮は2024年に入っても続くとされており、2025年の仮想通貨バブルへつながる盛り上がりとなるかもしれません。

Chainlink(LINK)

名称Chainlink(チェーンリンク)
ティッカーシンボルLINK
価格(※2023年12月時点)¥2,029.84
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
GMOコイン
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

Chainlinkは、ブロックチェーンのスマートコントラクトに外部データを提供するための分散型オラクルネットワークです。

ネットワークで使われている仮想通貨はLINKといい、2023年の1年間で144%の価格上昇を記録しました。理由はやはり、ビットコインの現物ETF承認への期待が高まっているため。

2024年もこの風潮が続けば、さらに高騰する可能性もあるかもしれません。

Polygon (POL)

名称Polygon(ポリゴン)
ティッカーシンボルPOL
価格(※2023年12月時点)¥111.72
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

ポリゴンは、イーサリアムよりもトランザクションが速く、手数料が安いブロックチェーンです。使われている仮想通貨は、POLといいます。

POLはこれまで平均的な価格を維持してきましたが、新たな開発計画「Polygon 2.0」が行われると、価格が上昇するのではないかと言われています。

主なアップグレードは4回行われるとされており、2024年・2025年共に需要が絶えることはないでしょう。

Stellar Lumen(ステラルーメン)

名称Stellar Lumen(ステラルーメン)
ティッカーシンボルXLM
価格(※2023年12月時点)¥17.57
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
Zaif
bitbank
bitFlyer

ステラルーメンは、国際送金など、個人間送金を円滑に行うために作られたプラットフォームです。

プラットフォームで使われる基軸通貨は、ステラルーメン(XLM)といいます。送金コストが低く、速度も速いところが特徴です。

2023年にはウクライナの大手銀行と提携し、ステラのブロックチェーンを活用した電子マネーを発行する実証実験を行うなど、ウクライナでの導入が進みました。

2028年には10倍以上にも高騰するという価格予想もあり、期待されている仮想通貨のひとつです。

2025年仮想通貨バブル予想まとめ

2024年現在、ビットコインの現物ETF承認への期待から、仮想通貨全体の価格が上昇傾向にあります。2024年には現物ETFが承認されるとの予想もあり、今後の情報が待ちきれません。

2025年になると、さらに仮想通貨を購入する人が増え、次の仮想通貨バブルが起こるともされています。

バブルの兆候を見逃さないよう、日々最新情報の取得を怠らないようにしてくださいね。