2024年これから伸びる仮想通貨は?最新トレンドと人気の理由

2023年は、ビットコインの現物ETF承認への期待からビットコインの価格が高騰しました。2023年11月にはビットコインの価格が39,000ドルに達し、2022年春以来の最高値を更新しています。

ビットコインが高騰すると、他の仮想通貨も一緒に高騰するのが恒例です。2024年になるとどの仮想通貨が高騰するのか、気になる方も多いのではないでしょうか?

本記事では、2024年に価格が上昇するとされている仮想通貨とその理由を紹介します。

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2024年|これから伸びる仮想通貨は?

多少の値動きはあるものの、仮想通貨全体の価格は右肩上がりに上昇しています。

特に2022年初頭から2023年末現在にかけては、大きく上昇していることが確認できるでしょう。このことから、2024年の仮想通貨も投資対象として検討の余地があります。

主に注目されている仮想通貨は、次の9種類です。ひとつずつ見ていきましょう。

Bitcoin(BTC)

名称ビットコイン(Bitcoin)
ティッカーシンボルBTC
価格(※2023年12月時点)¥5,954,277.42
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer など

ビットコインは世界初の仮想通貨です。謎の人物「サトシ・ナカモト」が2008年に発表した論文を元に開発されました。

ビットコインの特徴は、銀行など、特定の管理者が存在しないところにあります。従来の通貨は、銀行や国家によって発行・管理されてきました。

しかし、ビットコインはどの国や銀行にも属していません。これにより、誰のものでもない通貨が誕生したのです。

2023年、ビットコインはアメリカの現物ETF承認が期待されていたことから、価格も大きな成長を見せました。11月には、2022年春以来となる39000ドル台を突破。最高値を更新することとなりました。

このように、ビットコインの価格は上昇傾向にあります。2024年は4年に一度の半減期を迎えることもあり、2024年も上昇していく可能性は高いと言えるでしょう。

Ethereum(ETH)

名称イーサリアム(Ethereum)
ティッカーシンボルETH
価格(※2023年12月時点)¥313,716.02
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer など

仮想通貨ETH(イーサ)は、DApps(分散型アプリ)やスマートコントラクトを構築するためのブロックチェーンプラットフォームのイーサリアムの基軸通貨です。

ビットコインに次いで二番目に多く取引されている仮想通貨で、さまざまな仮想通貨に変換できる柔軟さが特徴となっています。

2021年には史上過去最高値となる1ETH=約54万円を記録しています。その後はニュースやイベントに価格が左右されつつも、平均的な価格を維持してきました。

イーサのこれまでの価格推移を見ると、イーサリアムのアップデート後に価格が高騰していることが分かります。2024年にもイーサリアムアップグレード「Dencun(デンクン)」が実施される予定で、実施されれば価格が上昇する可能性が高いと言えるでしょう。

Ripple(XRP)

名称リップル(Ripple)
ティッカーシンボルXRP
価格(※2023年12月時点)¥86.53
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
マネックス証券:マネックスビットコイン
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

XRPは、アメリカの企業であるリップル社が発行する仮想通貨です。イーサリアムやビットコインなど特定の管理者が存在しない仮想通貨と違い、リップル社という管理者が存在する点が大きな特徴です。

一時期は時価総額がビットコイン、イーサリアムに次いで第3位にランクインするほど盛り上がりましたが、バブル崩壊後は低迷の一途を辿っていました。

しかし、2023年にはアメリカの地方裁判所から「リップルは有価証券にあたらない」との判決を下したことから話題となり、高騰。現在は、再び値動きが活発になっています。

Solana(SOL)

名称ソラナ(Solana)
ティッカーシンボルSOL
価格(※2023年12月時点)¥9,936.41
取り扱っている国内取引所SBI VCトレード
GMOコイン

ソラナは、DApps(分散型アプリ)やスマートコントラクトを開発するためのプラットフォームです。プラットフォームで使われる仮想通貨を、SOLといいます。

ソラナは、イーサリアムが1秒あたり15のトランザクションしか処理できないことに比べ、1秒に5万のトランザクションを処理可能です。このことから、イーサリアムに取って代わるかもしれないという意味で「イーサキラー」とも呼ばれています。

ソラナの価格は2023年、リップルの価格が2倍になったことに乗じて大きく上昇しました。その後もじわじわと上昇しており、2023年の1年間で見ると、200%以上の成長を見せています。

2030年にはSOLの価格が100倍になるとの見方もあり、目が離せない仮想通貨のひとつです。

USD Coin(USDC)

名称USD Coin
ティッカーシンボルUSDC
価格(※2023年12月時点)¥142.25
取り扱っている国内取引所なし

USD Coin(USDC)は、ステーブルコインの一種で、1USDC が常に1米ドルと同じ価格を持つように設計されています。そのため、USDCが2024年に上昇するとされている理由は、米ドルが上昇するとされているところにあります。

2023年は、円安が続いた年でした。1月には1ドル120円台をキープしていましたが、10月には150円台に突入しています。価格が安定しているステーブルコインへの需要が高まっていることもあり、2024年も上昇する傾向にあるでしょう。

TRON(TRX)

名称Tron(トロン)
ティッカーシンボルTRX
価格(※2023年12月時点)¥14.46
取り扱っている国内取引所DMMビットコイン
Zaif
BITPOINT など

TRXは、分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトの開発をするためのブロックチェーンプラットフォーム、TRON(トロン)の基軸通貨です。

「トロン・プルーフ・オブ・ステーク(TPoS)」という独自のコンセンサスアルゴリズムを用いており、処理速度が速いことなどが特徴となっています。また、特定の管理者が存在しないDAO(分散型自立組織)として運営されているところも大きな特徴です。

TRXの価格は、9月から12月の間だけでも約30%上昇しています。理由はビットコインの現物ETF承認への期待が高まったことにともない、仮想通貨全体の価格が上昇しているためです。

これは2024年に入っても続くと見られており、TRXも上昇する可能性がある仮想通貨となっています。

Chainlink(LINK)

名称Chainlink(チェーンリンク)
ティッカーシンボルLINK
価格(※2023年12月時点)¥2,029.84
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
GMOコイン
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

Chainlinkは、ブロックチェーンのスマートコントラクトに外部データを提供するための分散型オラクルネットワークです。

スマートコントラクトはブロックチェーン上で自動的に実行される契約やプログラムで、通常はブロックチェーン外にある、現実世界のデータにアクセスできません。Chainlinkは、こうした問題を解決するために開発されました。

Chainlinkで使われている基軸通貨は、LINKといいます。LINKの価格は2023年の1年間で144%上昇しており、注目されている仮想通貨のひとつです。

Polygon (MATIC)

名称Polygon(ポリゴン)
ティッカーシンボルMATIC
価格(※2023年12月時点)¥111.72
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
Zaif
bitbank
BITPOINT
bitFlyer

Polygonは、Ethereumブロックチェーンのスケーラビリティ問題を解決する目的で開発されたレイヤー2ソリューションです。Ethereumよりもトランザクションが速く、手数料が安いところが魅力となっています。

Polygonで使われる基軸通貨が、MATICです。MATICの価格はこれまで、高騰することも急落することもなく、平均的な価格を維持してきました。

引き続き安定した価格を維持することが期待されていますが、開発チームからは2023年9月に新たな開発計画「Polygon 2.0」が発表されています。

今後4つのアップグレード計画が予定されており、2024年も需要が絶える可能性は低いと言えるでしょう。そのため、2024年に伸びる仮想通貨のひとつと見られているのが現状です。

Stellar(XLM)

名称Stellar Lumen(ステラルーメン)
ティッカーシンボルXLM
価格(※2023年12月時点)¥17.57
取り扱っている国内取引所Coincheck
DMM Bitcoin
SBI VCトレード
LINE BITMAX
GMOコイン
Zaif
bitbank
bitFlyer

ステラルーメンは、国際送金を含む、個人間送金を円滑に行うために作られたプラットフォームです。プラットフォームで使われる基軸通貨は、ステラルーメン(XLM)といいます。送金コストが低く、速度も速いところが特徴です。

2019年には、XLMの希少価値を高めて価格を上げるため、全体の供給量の約半数にあたる550億XLMを焼却処理(バーン)したことでも話題となりました。

ステラルーメンを運営する財団により価値が操作されているため、今後も伸びると期待されている仮想通貨のひとつです。

おすすめの国内仮想通貨取引所

仮想通貨の取引には、購入するコスト以外にも、取引手数料などがかかります。損をしないためには、口座開設前に取引所をしっかりと比較することが大切です。

ここからは、おすすめの国内仮想通貨取引所を紹介していきます。

GMOコイン|誰にでも使いやすい

GMOコインは、GMOコイン株式会社が運営する仮想通貨取引所です。安心のGMOインターネットグループが運営していることから、多くの人に利用されています。

また、画面がユーザーフレンドリーで、誰でも使いやすいところが魅力。豊富な26銘柄を取り扱っており、これひとつでさまざまな仮想通貨を取引できます。

このことから日本国内の投資家にも多く利用されています。2022年6月から9月の4ヶ月連続で、Ethereum(ETH)の取引量日本一位に輝いたのだそうです。

口座開設や日本円の出金、暗号資産の預入・送付など、各種手数料がすべて無料なところもポイントとなっています。

GMOコイン

bitbank|取引量国内トップクラス

取引量が国内トップクラスのbitbank。

GMOコインよりもさらに多い、37銘柄を取り扱っています。

日本円の即時入金が可能で、土日でも24時間スムーズな入金ができるところが大きなポイントです。ユーザーに「売りたいときに売りやすく、買いたいときに買いやすい」環境を提供しています。

顧客の資産はオフラインで管理されており、万が一攻撃を受けた際にも安心です。

bitbank

bitFlyer|100円から手軽に投資

bitFlyerは、株式会社bitFlyerが運営している仮想通貨取引所です。

取り扱っているのは21銘柄と平均的ですが、ビットコインの取引量は5年連続で国内ナンバーワンを誇っています。

その他2020年上半期のアプリダウンロード数など、さまざまな分野で一位を取得している大手取引所です。

リップルやイーサリアムでも100円から投資可能で、初心者におすすめしたい取引所としても知られています。

Coincheck|アプリDL数国内No.1

アプリダウンロード数4年連続国内No.1を誇るCoincheck(コインチェック)。

アプリの累計ダウンロード数は、540万を突破している人気取引所です。

特徴は、やはり初心者にとっても、プロにとっても使いやすいアプリのUI/UXでしょう。「スマホから10秒で買える」とも言われるほどの使いやすさで話題となっています。

取扱銘柄数は27種類。500円から投資可能です。

コインチェック

BITPOINT|国内初上場が多い

BITPOINTは、国内ではあまり知られていない仮想通貨を新規上場させることで度々話題となる取引所です。

例えば、今では有名なカルダノの仮想通貨ADA(エイダコイン)も、国内で初めて上場した取引所はBITPOINTでした。

その他GXE(ゼノ)なども、初上場はBITPOINTとなっています。新規銘柄にいち早く投資したい方におすすめです。

BITPOINT

伸びる仮想通貨で失敗しない3つのコツ

とはいえ、伸びると言われている仮想通貨がすべて安全とは限りません。中には詐欺まがいの通貨も混ざっていることでしょう。

ここからは、伸びると言われている仮想通貨で失敗しないためのコツを3つ紹介します。

  1. ホワイトリスト銘柄を選ぶ
  2. 時価総額が高い銘柄を選ぶ
  3. コミュニティの動向を見ておく

ホワイトリスト銘柄を選ぶ

ホワイトリスト銘柄を選ぶことで、リスクを最小限に減らすことができます。

  • ホワイトリスト銘柄とは…
    金融庁から正式に許可を受け「暗号資産交換業者」として登録されている取引所で取り扱っている仮想通貨のこと

ホワイトリスト銘柄とは、金融庁から正式に許可を受け「暗号資産交換業者」として登録されている取引所、すなわち先に紹介したような国内仮想通貨取引所で取り扱っている仮想通貨のことです。

そもそも「ホワイトリスト」とは「ブラックリスト」の反対語で、厳正な審査に通った安心・安全なもののことを指します。

仮想通貨取引所で販売されている仮想通貨は、厳格な審査基準に合格した仮想通貨のみとなっているため、安心して購入できるでしょう。そのため、初心者はまず、日本の仮想通貨取引所で仮想通貨を買ってみることをおすすめします。

時価総額が高い銘柄を選ぶ

すでにある程度高い時価総額がついている仮想通貨は、比較的安全と言えるでしょう。

未上場の銘柄よりも、イーサリアムやビットコインの安全性が高いことは言うまでもありません。時価総額が高い銘柄なら高い流動性を持つことに加え、比較的価格が安定しているという特徴もあります。

そのため、最初は時価総額が高い銘柄を選びましょう。

コミュニティの動向を見ておく

仮想通貨コミュニティの動向を探るのも手です。

多くの仮想通貨は管理者が存在しない分散型自立組織となることを目標としており、コミュニティがあります。コミュニティメンバーの意見が、ある程度開発に影響を及ぼすため、気になっている仮想通貨があったらコミュニティを覗いてみましょう。

要望があれば、コミュニティで発言することも有益です。

2024年にこれから伸びる仮想通貨|まとめ

2024年に伸びる仮想通貨を紹介しました。SNSや仮想通貨のコミュニティで動向を探ったり、メディアで情報収集をすることで、次に来る仮想通貨が分かります。

また、自分と同じ仮想通貨の情報を発信している人を、SNSでフォローするのもいいでしょう。

常に最新情報を得ることで、ぜひ伸びる仮想通貨を見極めてくださいね。