記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
長期の投資を見越した積立投資(S&P500)、投資するタイミングで悩みますよね。
「S&P500だけどいつ買うべきなのかわからない」
「定期的に購入するからこそ、タイミングで失敗したくない」
なのでこの記事ではS&P500の積立日を選定する方法やメリットとリスクなどをお伝えしていきます。S&P500で積立投資をするか悩んでいる方は必見です。
投資信託とインデックスファンドをおさらいしておきたい方は、以下の記事がおすすめ!
米国株式「S&P500」|投資信託おすすめ積立日は7日・9日・11日
いま多くの人に注目されているS&P500の積立投資。多くは投資日を自身で設定できるため「積立日はいつがいい?」「頻度はどのくらい開ける?」などの疑問を持っている方も少なくないでしょう。
ここではS&P500の積立投資に関して、おすすめの積立日などを紹介します。
おすすめの積立日|基本は好きなタイミングでOK
- 基本的には好きなタイミングに投資をするでOK。
- 効率の良い積立日は7日、9日、11日、23日。0.11%だけ他の日よりも高い
積立投資の積立日は、自身の好きなタイミングがおすすめです。なぜなら、株式市場は常に変動しており、「ここが最安」という予測ができないため。最安を見計らって積立投資を行うのは現実的ではありません。
7日、9日、11日、23日が最も効率の高い積立日だったとの結果もありますが、20年間で見ても1年当たり0.11%しか差がなかったようです。
そのため、どのタイミングで積み立てても問題ありません。むしろ大切なのは、積立日よりも積立の頻度でしょう。
積立の頻度は毎日、毎週、毎月から選べます。毎日の積立だと積立金額は高くなりますが、時間分散の効果が得られません。一方の毎月積立なら、時間分散効果が高くなります。
積立日と頻度は、あくまで無理のない範囲で設定してみてください。
積立てリスクを抑制する方法
積立投資は、毎月決まった日に投資を行うことで、市場変動のリスクを分散させられます。つまり、一度積立日を設定したら、あとは放置することがリスクの抑制につながるのです。
市場の変動に左右されずに資金を積み立てることで、安定した積立投資を期待できます。
積立投資においては、一定の間隔を開け、時間を分散させた積立を心がけることがおすすめです。
S&P500とは?
- S&P500とは
米国株式市場全体の動向を表すひとつの指標です。
S&P500は、米国株式市場全体の動向を表すひとつの指標です。
アメリカの大手500社の株価を基に算出されているため、これひとつで米国市場の動向を確認できる点が大きな特徴となっています。
S&P500が採用している500社は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している大手企業ばかりです。採用している銘柄は、テクノロジー、ソフトウェア、銀行、製造業など多岐にわたります。
これらの企業は米国株式市場全体の時価総額の約80%を占めており、米国市場の動向を正確に反映していると言えるでしょう。
S&P500の特徴
S&P500の最大の特徴は、採用している銘柄の幅広さにあります。
例えば、同じく米国の株価指数として知られるニューヨーク・ダウ は、厳選した米国企業30社の銘柄から構成されています。一方で、S&P500を構成している企業は500社です。
現在最も勢いがある500社から算出されるため、米国株式市場のいまがひと目で分かる点が特徴です。
また、S&P500には幅広い銘柄が含まれていることから、ひとつの銘柄の影響を受けにくいと言われています。ニューヨーク・ダウが抱える、ひとつの銘柄が下落すると指数も下落してしまうデメリットを、S&P500はカバーしていると言えるでしょう。
S&P500|投資信託を選ぶメリット
米国株式市場全体を反映しているS&P500。実は、NISAや投資信託などで投資できることをご存じでしょうか?
個別の銘柄に投資するよりも安心できることから、いま多くの投資家に注目されています。中でも関心を集めているのが、S&P500の投資信託です。
投資信託でS&P500を選ぶメリットとして、パフォーマンスの良さが挙げられます。S&P500を運営しているS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの公式サイトによると、S&P500は過去10年間で、年利約10%を達成しているとのこと。投資信託の平均利回りは3%〜10%とされているため、S&P500は高い利率を誇っていることが分かります。
加えて、先述したように、S&P500は個別銘柄に左右されにくいところが特徴です。そのため、S&P500に投資するだけで、分散投資をしているのと同じ効果を得られるでしょう。
米国の成長と共に利益を得られる点こそ、投資信託でS&P500を選ぶ大きなメリットです。
積立投資とは?
- 積立投資とは
一定の額を定期的に投資する手法。
積立投資は、一定の額を定期的に投資する投資方法のことを指します。
月/週に少しずつ投資することで、大金がなくとも投資を始められるところが魅力です。長期的に、かつ分散して、リスクを抑えながら投資できることから、初心者でも始めやすいとされています。
積立投資のメリット
積立投資最大のメリットは、価格変動のリスクを抑えられるところにあります。
積立投資において、多くの人は、決まった額で商品を購入する「ドルコスト平均法」を採用しています。
- ドルコスト平均法とは
長期的に一定金額の投資を続ける投資方法
ドルコスト平均法は、長期的に一定金額の投資を続ける投資方法です。投資金額を変えずに継続して投資する方法のため、相場上昇時には少なく、相場下降時には多く投資できます。
そのため、長期的に見ると、平均的な価格で投資を行えるのです。このことから、価格変動のリスクを緩和できる投資方法として知られています。
積立投資のリスク
積立投資には、初心者でも始めやすいなどのメリットがある一方で、リスクも存在します。それは、元本割れしてしまう可能性です。
- 元本割れとは
金融商品の価格が、投資した金額よりも下回ってしまうこと。投資したお金がゼロになってしまうことを指す。
元本割れとは、金融商品の価格が、投資した金額よりも下回ってしまうことを指します。つまりは損失が大きくなり、投資したお金がゼロになってしまう状態です。
すべての投資には、元本割れのリスクが付いてきます。初心者の方は、国債など、元本割れのリスクが少ない金融商品を選ぶことがおすすめです。
また、少額で積立投資をする場合、大きな利益を得ることは難しいとされています。大きな利益を得るというより、「少しでも増えたらいいな」という心持ちでいるといいかもしれません。
S&P500積立投資の手順|
S&P500は、日本の証券会社から積立投資が可能です。
ここからは、S&P500を積立投資するまでの手順を見ていきましょう。
証券会社の選び方
証券会社は、以下の要素を考慮して、自分に合ったものを選びましょう。
- S&P500の取り扱いの有無
- 手数料の額/パーセンテージ
- 投資額の下限/上限
- ネット取引の可否 など
また、実際に利用している方のレビューも参考にするのも良いでしょう。ぜひこれらの観点から、自分に合った証券会社を選んでください。
おすすめの証券会社は、S&P500積立のおすすめ証券会社の項目で紹介しています。
口座開設から投資までの基本ステップ
証券会社を選んだら、次は口座を開設しましょう。口座開設手順は会社によって異なりますが、多くの場合は以下のような手順を踏むことになります。
- 口座開設を申し込み
- 提出書類等を提出
- 審査
- 数日以内に口座開設が完了
- 口座に入金
多くの口座開設はインターネット上で申し込み可能です。公式サイトにアクセスし、口座開設を申請しましょう。
相場の動きを見る方法
相場の動きを見るためには、様々な情報源を活用することが重要です。
- インターネット上のニュースサイト
- 証券会社が提供する情報サービス
- 投資情報誌
こうした情報源から、情報を絶えずチェックして市場動向を確認しましょう。
また、市場動向を探るのに、価格チャートも欠かせません。例えば、チャートで過去の値動きを確認し、将来のトレンドを予測するなどの使い方ができます。
S&P500積立のおすすめ証券会社
S&P500に投資ができる証券会社は、国内に複数あります。今回は、中でも主要な証券会社3社を比較してみましょう。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 | |
S&P500の取り扱い | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) SBI・V・S&P500 インデックス・ファンドiFree S&P500インデックスiFree レバレッジS&P500 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンドバンガード・S&P500 ETF(VOO) | つみたて米国株式(S&P500)楽天・S&P500インデックス・ファンドeMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
手数料 | 無料※一部実質年0.0586%程度かかるものも | 0.0938%程度 | 無料※管理費用は0.077%〜0.22% |
積立金額 | 100円〜 | 100円〜 | 100円〜 |
積立頻度 | 毎日/毎月 | 毎日/毎週/毎月/服数日/隔月 | 毎月 |
ネットで口座開設 | ○ | ○ | ○ |
マネックス証券|取扱銘柄数5,000以上!
マネックス証券は、マネックスグループ株式会社の完全子会社・マネックス証券株式会社が運営するネット証券です。
S&P500はもちろん、AmazonやAppleなどの世界的大企業の銘柄も取り揃えられているところが特徴。公式サイトによると、取扱銘柄数は、なんと5,000を超えるとされています。
また、X(旧Twitter)では、マネックス証券は「銘柄スカウターが使いやすい」との声が多く見られました。銘柄スカウターとは、銘柄の分析ツールのことを指します。無料で使えるため、多くの投資家に愛用されているようです。
マネックス証券で口座開設を考えている方は下記のボタンから公式サイトをチェックしてみてください。
口座開設を検討している方は、公式サイトで詳しいサービス内容を必ず確認してから口座開設をおすすめします。
SBI証券|手数料の低さは業界トップクラス!
SBI証券は、SBIホールディングス傘下の証券会社が運営するネット証券です。SBIグループの証券総合口座数は1,100万を突破し、国内ナンバーワンを誇っています(SBIネオトレード証券、SBIネオモバイル証券、FOLIOを含む)。
2023年9月には、国内株式やETFなどの取引手数料が無料になったことでも話題となりました。さらに、三井住友カードのクレジットカードで投信積立を行うと、決済額の最大0.5%のV POINTが貯まり、非常にお得です。
SBI証券で口座開設しようかなと考えている方は下記のボタンから公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイトで詳しいサービス内容を必ず確認してから口座開設をおすすめします。
楽天証券|初心者におすすめ!
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券です。初心者でも使いやすいことと、楽天ポイントが貯まるところが大きな特徴。楽天銀行や楽天カードと一緒に使うことで、さらにポイント還元を受けられます。貯まったポイントで投資を行うことも可能です。
加えて、投資信託は全銘柄が購入手数料無料など、手数料が低いところも、初心者におすすめの理由となっています。
X(旧Twitter)を見る限り、国内で証券の口座開設をするなら、SBI派と楽天派に分かれているようです。ただし、「使いやすい」という点では楽天証券に軍配が上がっている様子でした。
楽天証券で口座開設を考えている方は下記のボタンから公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイトで詳しいサービス内容を必ず確認してから口座開設することをおすすめします。
【必見】S&P500積立投資で成功するためのコツ
積立投資成功への道は、まず投資を始めるタイミングや投資対象にこだわるのではなく、定期的に積み立てることが大切です。
リターンを追求するあまりにリスクを取りすぎては割に合いません。自身のライフステージや資産形成の目標に合わせた、適切なリスク許容度に調整することが重要です。
投資心理との向き合い方
- 投資心理とは
マーケットにおいて自身の行動を左右する感情や思考。
投資心理とは、マーケットにおける、自身の行動を左右する感情や思考のことを指します。例えば、以下のようなことも投資心理が関係してきます。
- 市場が好調な時、過度に楽観してしまう
- 市場が不安定な時、過度な不安が頭を占領してしまう など
特に、不安な時は、投資の長期戦略を阻害することがあります。
投資の結果を過度に自身の能力や知識に帰結させず、市場の動きと冷静に向き合うことが重要です。短期的な市場の動きに一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持つことを意識しましょう。
また、冷静な分析と意思決定を行うための環境作りも必要です。具体的には、
- 適切な情報を入手し、その信頼性を検証するための手段の確保
- 自身の感情や偏見に左右されないように投資戦略の明文化
戦略に基づいて行動するように心がけましょう。
持続可能な投資計画の立て方
投資計画には、経済的な目標の達成だけでなく、その過程が「持続可能」であることが重要でしょう。
自身の経済状況と投資目標を明確にし、それから投資戦略を明文化することで、安定して投資行動を続けられるように計画を立てることが大変重要になります。
例えば、以下のような具体的な手続きや環境の整備をしていきましょう。
- 銀行口座の選択
- 積立投資の自動化
- 投資の進行状況を定期的にチェック
S&P500のおすすめ積立日|まとめ
S&P500とは、米国の大手500社から構成される、米国株式市場全体の動向を表すひとつの指標です
S&P500に投資することも可能で、この場合個別の銘柄の下落に強いことが特徴となります。国内の証券では、マネックス証券・SBI証券・楽天証券がおすすめ。手数料が安くて、口座開設数が多いのはSBI証券となっています。
ぜひこの機会に、自分に合った証券/株で投資してみてください。