Slash Web3 Paymentsとは|概要と特徴、支払い方法も簡単解説【仮想通貨QR決済】

2022年10月5日にQR決済機能が追加された「Slash Web3 Payments」。

どういったものなのか、何がすごいのか調べるのが面倒という方も多いでしょう。

WEB3業界でも非常に注目されています。

なのでこの記事では「Slash」の概要や特徴を簡潔にお伝えしていきます。

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Slash Web3 Paymentsとは|仮想通貨の自動両替ソリューション

Slash Web3 Payments(以下スラッシュ)は仮想通貨の決済・自動両替ソリューション。

楽天Payといったいわゆるキャッシュレス決済の仮想通貨バージョンです。

詳しくいうと、スマートコントラクトを介してDAppsに接続し、仮想通貨の交換プロセスの自動化で仮想通貨での支払いが簡単にできます。

ユーザーは1400種類ものトークンから選んで支払え、店舗側はステーブルコインのUSDTで受け取りが可能。

ブロックチェーンの知識なしで店舗は仮想通貨決済システムを導入できます。

Slash Web3 Payments|5つの特徴と使い方

スラッシュは仮想通貨でスムーズに決済ができるのが最大の特徴です。

さらに決済システムとして優秀な特徴が5つあります。

1.店舗の決済システム導入が非常に簡単
2.ステーブルコインによる入金で高い価格変動に悩まされない
3.決済方法がシンプルで簡単
4.支払い可能トークンは1400種類以上
5.決済手数料が決済金額の0.2~0.6%と安い

ではひとつずつ解説していきます。

店舗の決済システム導入が非常に簡単

店舗のスラッシュ導入はとても簡単です。

簡単にまとめると以下のようになります。

1.公式サイトからメタマスクなどのウォレットでログイン
2.決済時に受け取るステーブルコインの種類を選択
3.ブロックチェーン上に決済用のコントラクトを作成
4.決済用のURL(QR)を生成

公式サイトの説明に沿って必要事項を入力していくだけです。

また、わからない方のために説明用の動画やホワイトペーパーが用意されています。

ステーブルコインによる入金で高い価格変動に悩まされない

ステーブルコインとは?
価格の安定性を実現するように設計された暗号資産(仮想通貨)のこと。

スラッシュ決済で入る店舗側への売り上げは以下のステーブルコインから選択できます。

USDT、USDC、DAI、JPYC

売り上げは店舗のウォレットへDEX(Uniswap,Sushiswap等)を介してステーブルコインに交換され、瞬時に着金します。

ステーブルコインなので、店舗側は高い価格変動に悩まされることなく、仮想通貨決済の運用ができます。

トークン決済の使い方がシンプルで簡単

スラッシュは設定も簡単でしたが、ユーザーとの請求から決済完了までの使い方もとても簡単。

トークンアドレスの入力する必要もなく、QRなどでURLを読み込み、金額を入力するだけです。

具体的には以下の流れになります。

1.QRなどで支払いURLにアクセス
2.請求金額画面が表示されるのでウォレットでログイン
3.支払いに使うトークンを選択
4.最適なレートが自動計算されるので、OKなら「Pay」を選択
5.支払い完了

アドレス入力の必要がないので人為的なミスでトークン紛失の可能性も低いのが特徴です。

支払い可能トークンは1400種類以上

スラッシュは現在、以下の5つのブロックチェーンに対応しています。

・Ethereum

・BNB Smart Chain

・Polygon

・Avalanche

・Astar Network
※今後、対応チェーンは増加予定。

なので、支払いは1400以上のトークンで可能になっています。

幅広いトークンでの支払いができるので、ゲームで稼いだトークンを利用してそのまま決済ができる未来も考えられます。

決済手数料が決済金額の0.2~0.6%と安い

スラッシュの決済手数料は0.2%~0.6%ととても安くなっています。

ほかの決済システムの手数料を比較してみると…

スラッシュPayPayLINE Pay楽天ペイ
手数料0.2%~0.6%1.60%~3.45%~3.24%~

やはりスラッシュは決済手数料が安いことがわかります。

仮想通貨を利用する方も多いので手数料だけを見ても導入するメリットはありますね。

Slash Web3 Payments|導入事例

ここからは、スラッシュを実際に導入している事業者をご紹介していきます。

スパイスカレーカフェ「Neo Breakthrough Sendai Caf’e」

名前Neo Breakthrough Sendai Caf’e
営業時間11:30 ~ 20:00
定休日日曜日
Slashの対応チェーンPolygon
場所宮城県仙台市青葉区中央4-2-9 Neo Breakthrough Sendai 1F
ウェブサイトhttps://tokotarobali.base.shop/p/00003

初めてSlash Web3 Paymentsを導入した実店舗は、仙台市にあるスパイスカレーのカフェです。

Slash Web3 Paymentsを導入した理由は、仙台市がWeb3.0を積極的に推し進めていることから、今後も仙台市でのWeb3.0の需要が高まると考えたのだそう。

現在はPolygonチェーンのみの対応となっておりますが、近い将来、イーサリアムなどのチェーンにも対応する予定もあるとのことです。

セレクトショップ「Zou Yilu」

名前Zou Yilu
営業時間土日祝:14:00~19:00
平日:予約制
Slashの対応チェーンEthereum、BNBチェーン、Polygon、Avalanche Cチェーン
場所東京都八王子市南町3-16 ミカドビル5階
ウェブサイトhttps://zouyilu.fashionstore.jp/

セレクトショップのZou Yilu(ゾウ・イールゥ)では、Slashの暗号資産決済をWEBサイトでも導入しています。

使い方は簡単で、アイテムを選択し、お店と連絡を取って支払いするだけ!

対応チェーンも豊富なので、ブリッジする手間も省けそうです。

バー「CryptoBar P2P」

名前CryptoBar P2P
営業時間19:00 ~ 23:20
定休日日曜日
Slashの対応チェーンBNBチェーン、Polygon、Avalanche、Aster
場所東京都中央区銀座5-6-14
ウェブサイトhttps://cryptobarp2p.io/

東京・銀座にある会員制のバー、CryptoBar P2PでもSlash Web3 Paymentsは導入されています。

「Cryptoの未来を信じる人が集う場所」をコンセプトとしており、NFT会員証(41,000円/月)を保有したり、年パス保有者に招待されたりすることによって利用できるお店です。

Slashの他にも、クレジットカードや電子マネーでの決済も受け付けており、なんと2000種以上の暗号資産でも決済が可能とのことです。

Shisha Cafe & Community Space「焔ノ香」

名前焔ノ香 – HONOKA –
営業時間11:00 ~ 23:00
定休日不定休
Slashの対応チェーンPolygon
場所京都府京都市東山区西海子町53-2
ウェブサイトhttps://thorn-shield-d48.notion.site/HONOKA-5b12d89ad41a460aadb520a31090dcfe

京都・東山三条にあるシーシャカフェ&バー「焔ノ香 – HONOKA -」でもSlashによる暗号資産決済が利用可能です。

2023年2月1日にオープンしたばかりの新しい店舗で、シーシャやアルコール以外にもイベントスペースを提供している様子。

Slashの他にも、現金、クレジットカード、交通系ICなどに対応しています。

Slash Web3 Payments|エコシステム

Slash Web3 Paymentsは2024年1月、モジュラーブロックチェーンの「Mantle Network」とのパートナーシップ締結を発表しました。

これにより、SlashのSVLエコシステムがさらに注目を集めています。

ここでは、SVLエコシステムについて解説します。

Slash Vision Labs Token(SVL)

Slash Vision Labs Token(SVL)は、Mantle Network上で発行されるSlash Projectのガバナンストークンです。

今後設立予定のSlash Vision Labs Foundationが発行母体となり、Slash Project全体のトークンエコシステムを形成する役割を担っています。

SVLのユーティリティはさまざまですが、主にSVL TimeLock NFTを得ることによって受けられる恩恵が主なユーティリティとなっています。

そのため、SVLを理解するためには、以下のSVL TimeLock NFTとSlash Vision Portalも理解する必要があると言えるでしょう。

SVL TimeLock NFT

SVL TimeLock NFTとは、Slash Vision Labs Token(SVL)をステーキングすることで得られるSoul Bound Token(SBT)です。

Soul Bound Token(SBT)とは…
一度獲得すると、売買や移転ができないトークンのこと。

SVLをステーキングしている証明書として機能し、ステーキング期間が終了するとBurn(消滅)される仕組みとなっています。

また、SVL TimeLock NFTは、Slashのガバナンス投票に参加する際のVoting Powerを表します。

Voting Powerの大きさは、SVLのステーキング期間と枚数に連動しているため、より長く・多くのSVLをステーキングする人のVoting Powerが大きくなります。

その他、SVL TimeLock NFTのメリット(ユーティリティ)は、以下のとおりです。

  • Mantle(MNT)の報酬を受け取れる
  • Voting Powerに応じてSVLの報酬を受け取れる
  • ガバナンス投票の投票権を得られる

SVLは持っているだけでなく、ステーキングする方がお得ということですね!

Slash Vision Portal

Slash Vision Portalは、SVLをステーキングしたり、報酬を得たりすることができるプラットフォームです。

手数料を支払うことでSVLのステーキングを自由に解除できる、Taxable Force Unlock機能が実装されています。

この時支払わなければならない手数料は、初期値が50%で、時間経過とともに%が下がっていくよう設計されているとのこと。

いまも、Account Abstractionという機能の実装など、Slash Vision Portalの機能拡充が進められています。

Slash Web3 Payments|よくある質問

ここからはスラッシュについてよくある質問をお伝えしていきます。

スラッシュに興味がある方は是非、ご覧ください。

スラッシュを導入する方法がわかりません。

公式のホワイトペーパーに導入方法のマニュアルがありますので、ご覧ください。

設定できる支払い方法は日本円以外にありますか?

日本円以外にも10種類あります。

スラッシュで支払う決済金額を指定する際に選択できる法定通貨は以下の通り。

USD: アメリカ合衆国の通貨
JPY: 日本の通貨 (円)
EUR: ユーロ圏の通貨 (ユーロ)
AED: アラブ首長国連邦 の通貨 (ディルハム)
SGD: シンガポールの通貨 (ドル)
HKD: 香港の通貨 (ドル)
CAD: カナダの通貨 (ドル)
IDR: インドネシアの通貨 (ルピア)
PHP: フィリピンの通貨 (ペソ)
INR: インドの通貨 (ルピー)
KRW: 韓国の通貨 (ウォン)

決済手数料はいくらかかりますか?

スラッシュの決済手数料は決済金額の0.2~0.6%です。

ほかの決済サービスよりもかなり安く設定されています。

Slash Web3 Payments|今後のロードマップ

2024年4月に公開された最新のホワイトペーパーによると、今後も各国のペイメントライセンサーとのアライアンス強化や、まだ対応していないブロックチェーンエコシステムとの連携を目指していくとのことです。

また、Slash Vision Labs Token(SVL)は2024年内にCEXへの上場を予定している様子。

その他、以下のことを推し進めていくようです。

  • Slash Paymentを活用したマルチチェーン決済の実装
  • L2、モジュラーブロックチェーン対応による決済時のネットワーク手数料の軽減
  • 各プロダクト(GameFi、PerpDEX等)に対応したUI/UXの最適化
  • 各国の法規制に準拠したCrypto Cardに関する調査
  • 法的要件に準拠したコントラクト設計と実務に関する検証
  • オーダーブック型の分散型取引所「Perp DEX」の開発提供

Slash Web3 Payments|概要と特徴まとめ

スラッシュは仮想通貨を使った決済サービスで、仮想通貨の決済・自動両替ソリューション。

PayPayといったキャッシュレス決済の仮想通貨バージョンのようなものです。

特徴は以下の5つ。

1.店舗の決済システム導入が非常に簡単
2.ステーブルコインによる入金で高い価格変動に悩まされない
3.決済方法がシンプルで簡単
4.支払い可能トークンは1400種類以上
5.決済手数料が決済金額の0.2~0.6%と安い

WEB3ユーザーは年々、増えてきており、トークンでの支払いの需要も増加傾向にあります。

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